除草剤を使わないスギナ根絶方法とは?地下茎から掘り起こすコツや親子で草取りした体験談も!

除草剤を使わないスギナ根絶方法とは?地下茎から掘り起こすコツや親子で草取りした体験談も!のイメージ画像 育児

 

あとからあとから生えてくるスギナにお悩みのご家庭は多いです。

子供やペットがいるから除草剤は使いたくない場合もあります。

わが家では、上水道の配管がある場所でスギナが生えているのと、近くに柿の木があることから、除草剤のような薬剤は散布したくありませんでした。

今回は、

  • 除草剤を使わないスギナ根絶方法とは?
  • 地下茎から掘り起こすコツや親子で草取りした体験談!

についてご紹介します。

この記事を読めば、手強いスギナに除草剤なしで勝つことができます!

コツを知って、あとは根気強く掘り起こしていきましょう!

ママひとりでスギナとりするのはたいへんですから、土日祝日には子供たちにも手伝ってもらいましょう。

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除草剤を使わないスギナ根絶方法とは?

スギナはつくしの親ですね。そして、地下茎がものすごく長く張り巡らされています。

スギナはこの地下茎を伸ばして繫殖します。

地上部を刈り取ってもすぐに生えてきます。

その繫殖力の恐ろしさから「地獄草」と呼ばれるくらいです。

このスギナを根絶させるコツは、なるべく根から掘り起こして取り除くことです。

わが家の裏側10メートルほどの敷地には、地下に上水道の配管がある場所で、地面が見えないほどモサモサとスギナが茂っていました。

産後からの育児で手一杯で、庭の草取りまで十分にできない間にモサモサになったのでした。

娘が大きくなったので、いよいよスギナとの戦闘を開始しました!

【スギナを取る時期】生え始める4月から5月が狙い目!

地下茎で増える強力なスギナも、地上部の葉が光合成できなければ、地下茎に栄養を蓄えることができません。

春、繫殖を始めたスギナは、約2ヶ月間はゆるやかに成長し、まだあまり地下茎へ栄養を送っていない状態です。

この時期からスギナを刈り取って光合成できないようにし、地下茎を弱らせます。

【スギナを取る道具】深く根から掘り起こせる除草鎌がおすすめ!

スギナの地上部を刈り取るときは、葉だけをむしり取ったり刈り取ったりするのではなく、なるべく深く根っこから掘り起こすことが重要です。

↓このように、なるべく長く根っこから掘り起こします。↓

↓わが家では「除草鎌」を使っています。↓

鎌の刃を見ると、葉や草を刈り取るようなイメージが出てきますが、それは違います。

実際の使い方は、刃先を地面に突き刺して、根こそぎ取り除くのです。スギナ以外の雑草も同様です。

「三角ホ―」という道具もありますが、「除草鎌」のほうが刃が細く長く、地面に深く突き刺さります。

 

根っこの球根から掘り起こして取り除かなければいけない「ムラサキカタバミ」駆除にも、この「除草鎌」で対応できます。

↓「除草鎌」の刃先を地面に深く突き刺して、ムラサキカタバミを球根ごと注意深く掘り起こします。↓

ピンクの花がかわいい南アメリカ原産のムラサキカタバミは、花はかわいいけど手強い雑草で、「バクダン草」と呼ぶ人もいるくらいです。繫殖力がものすごく強く、小さな球根から生えていて、掘り起こすときにこの球根がバラバラになると、そのバラバラになった球根全部からまた生えてきて、どんどん増えるのです!クラスター爆弾のようだと嘆く人もいるほどです!

手強いスギナもムラサキカタバミも、「除草鎌」で対処できます!

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【スギナ根絶】期間と仕組み

スギナを根絶させるためには、一度の刈り取りではまたすぐ出てきますので、生育・繫殖期間の4月から11月頃まで、少なくとも週に一回出てきた新芽も含めて、地上部のスギナをすべて取り除く必要があります。

↓スギナの刈り取り・掘り起こし直後↓

毎日がんばってスギナ取りをして成功した例もありますが、わが家では毎日できなくて、週一回でしたが、弱体化していきました。

4月当初は地面が見えないほどの恐ろしい茂り方でしたが、刈り取り・掘り起こし継続後にまた生えてくるスギナは、このように地面が見える程度の本数になりました。↓

スギナの地上部の葉を刈り取って、光合成をさせないようにすれば、地下茎に養分を送ることができなくなり、根が瘦せます。

そしてさらに、スギナは頻繫に、なるべく根を長くつけて抜いていくと、新芽形成に力を取られて全体が弱体化していきます。

その結果、次のシーズンにはかなり弱体化し減ってきます。

 

でも、そこで安心せずに、かなり減ったスギナの刈り取り掘り起こし作業を週一回は続けます。

生えてくる量がぐっと減るので、作業はだいぶ楽になりますよ(^^♪

【スギナに勝つまでのわが家の道のり】

  • 1年目4月:モサモサに茂って生えたスギナの刈り取り・掘り起こし開始
  • 1年目11月まで、週一回刈り取り・掘り起こしを続ける
  • 2年目4月から11月:かなり弱体化して減ったスギナの刈り取り・掘り起こし継続
  • 3年目:とうとうスギナがほとんど出てこなくなった!

スギナとの闘いは長期間に及びますので、気長にやっていきましょう。

ひとりでやるのはたいへんなので、家族総出で協力してイベント化してしまいましょう!

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スギナを地下茎から掘り起こす方法を親子で実践した体験談!

わが家の庭は、スギナの他にもムラサキカタバミやメヒシバなどの雑草がたくさん生えるので、この古い小さな家で生きていくには、草取りは必須です。

高齢育児ですし、私のひざ・腰は若いママに比べると劣ると思うので、生きていく術を教える一環として、草取りも真剣にコツを教えています。

娘はなんでもお母さんといっしょにやるのが大好きなので、庭掃除用のほうきも自分専用のがほしいと言い出し、

お手伝いが楽しくて仕方ないらしいです。ああ、なんていい子なんだろう・・・!スバラシイ!

道具の危険性を教える

鎌は刃があって見るからに危険な道具ですね。子供には、この鎌の危険性を教えるところから始めます。

道具について、台所育児で一歳から包丁を持たせるお話を以前聞いたことがありました。

まず、道具の危険性をわかりやすく教えます。包丁ならどうしたら手が切れるか、よく教えます。

そうすれば小さい子でも器用に安全に包丁を扱えます。

『坂本廣子の台所育児 ~一歳から包丁を~』(農文協)より

我が家ではさすがに1歳からは気持ちのゆとりがなくて、包丁を教えなかったのですが、幼稚園入園前には包丁で野菜を切ることを教えました。

坂本さんのお話によると、おもちゃの包丁しか持ったことにない子は道具の危険性がわかっていないから、かえって危ないそうです。

 

ですから、除草鎌もどうしたら危ないか、手前に向かって振れば自分の足に刺さるし、滅茶苦茶に振り回せば近くの人を刺してしまうからこわいことなど、あとは持ったまま走らない、などしっかり教えます。

日頃から、「はさみとか、道具は便利だけど、ひとつ間違えるととても危険でこわいんだよ」、と言い聞かせています。幼稚園入園直前には、はさみの安全な使い方を一生懸命に教えました。

私が手芸をよくやるので、針とか巻き尺とかよく使っていますが、針が危ないのもちろんですが、巻き尺を巻き戻すときは、いい加減に扱うと跳ねて目に当たれば失明するし、硬いメジャーは手が切れるのでけっこう危険です。これらの危険な話もいつも語って聞かせています。

道具でも、遊具でも、子供にまず危険性を教えることが大切です。

そういえば、わたしが子供の頃、父が鉄棒を初めて教えてくれるとき、まず安全な握り方を何度も何度も教えてくれたのを覚えています。鉄棒を握るとき、親指は他の指から離して、しっかり握ること、と。そうしないと手が滑って頭から落ちるよ、と。

道具や遊具を安全に使いこなし、子供たちは手先も脳も発達していきます。

危険性を知ることが大人への第一歩ですね。

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スギナや植物の姿や生態を教える

スギナの刈り取り・掘り起こしの場合、目には見えない地面の中で、根っこがどのようになっているか、地下茎の伸び具合を教えてあげる必要があります。

スギナをただ引っ張って引っこ抜くだけでなく、鎌を土の中に刺して根っこから掘り起こし、弱体化する仕組みを伝えます。

ムラサキカタバミの場合は、球根から掘り起こすことを教えます。

 

植物にはいろいろな根っこがあることを体験して、生きた理科の勉強をします。

 

庭の草取り中に近所の男の子が来て興味津々だったので、スギナとムラサキカタバミの取り方を教えてあげたところ、男の子は5ヶ月後にまた立ち寄って、ムラサキカタバミを球根ごと掘り起こして見せてくれました。教えたことを5ヶ月も覚えていてくれたのです。

うちの娘だけでなく、子供たちは自然界のものにとても興味を持っているのですね。

 

スギナについては、岐阜大学教育学部附属中学校の生徒が、詳細な観察データを集めて自然科学観察コンクールで文部科学大臣賞を受賞しています。

『スギナの研究 つくしの生える条件』 という研究です。中学生はこう言っています。

「つくしのなぞは地中にある」と信じて3年間あちこち掘りまくり、観察した。

3年間も掘り続けるって、すごいですよね!その探求心、将来は植物学者でしょうか。もう感動して鳥肌が立ちます!

スギナの研究 つくしの生える条件 (中学校の部 文部科学大臣賞) | 入賞作品(自由研究) | 自然科学観察コンクール(シゼコン)
シゼコンは、昭和35年から毎年、全国の小・中学生を対象に自由研究の作品を募集している伝統ある理科自由研究コンクールです。過去の入賞作品の検索アーカイブや自由研究を進めるためのヒントなど、子供たちの科学する心を育てるための様々な情報を紹介して...

ここまで膨大な研究でなくとも、夏休みの自由研究にスギナの成長と観察を取り上げてもいいのではないかと思いました。カタバミクラスター爆弾も自由研究の題材になると思います。

庭の厄介な草取りも、こうして子供たちの生きる力を育む題材になるのですね(^^♪

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除草剤を使わないスギナ根絶方法とは?地下茎から掘り起こすコツや親子で草取りした体験談も!まとめ

今回は、

  • 除草剤を使わないでスギナを根絶するコツは?
  • 地下茎から掘り起こす草取り方法を親子で実践した体験談!

についてご紹介しました。

コツを知って、あとは根気強く掘り起こしていけば、手強いスギナに除草剤なしで勝つことができます!

スギナとの闘いは長期間に及ぶので、気長にやっていきましょう。

家族総出で、子供たちの興味も引き出して、楽しくやっていきましょう!

終わったあとの冷たい麦茶とアイスクリームの準備もお忘れなく(^^♪

 

高齢育児では、子供と自然の触れ合いを大事にしていきたいです。

↓子供が自然と触れ合うメリットと効果について詳しくはこちらからどうぞ↓

<<子供が自然と触れ合うメリットと効果は?高齢育児で気軽に自然体験をする体験談!

 ↓月の満ち欠けとガーデニングに関係があると教えると、宇宙規模で植物への興味を引き出すことができます。

<<満月新月満ち欠けに合わせて子供とガーデニング家庭菜園!種まきは満月!

↓セミの羽化は夏休みに一度は観察したいですね。

<<セミが羽化する時間帯と時期は?羽化を手伝っていい?手助けした体験談も紹介!

のびのび生き生きとスケールの大きい自然体験をしていきましょう(^^♪

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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