42歳で高齢出産したママが、自身の体験した悩みを通して子供主体の育児を考え、ママたちと共感し手を取り合ってBeautiful「美」Harmony「和」を作りながら前進する育児ブログ

妊娠高血圧症候群と塩分の関係は?熱中症に効く飲み物食べ物は?

2018/07/26
 

妊娠中、猛暑の夏はほんとうにつらいですね。

ふだんより基礎体温が1,2度上がりますし、よけい暑さを感じます。

新陳代謝もよくなって、たくさん汗をかきますね。

妊娠していないときに比べると基礎代謝が上がっているので、とても疲れやすく、夏バテもしやすいです。

熱中症でめまいを起こすと転倒の危険もあり、たいへん危険です。

妊娠中の塩分摂取と飲み物食べ物について、熱中症対策をご紹介します。

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妊娠中の塩分摂取について

妊娠すると、「塩分摂取を減らすように」とのお話を聞くことが多くなります。

しかし、熱中症予防には、水分とともに「塩分をとることが大切」と言われます。

矛盾していますが、猛暑の季節の妊娠中の塩分はどうしたらいいのでしょうか。

 

妊娠中の塩分摂取について2人の産婦人科医の意見は?

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妊娠中、塩分の取り過ぎ注意と言われる理由は、むくんだり妊娠高血圧症になることを心配してのことなのですが、

NTT東日本関東病院 産婦人科 主任医長の杉田匡聡先生は次のように言われています。

塩分を摂りすぎると、体内の塩分濃度を薄めようと体が水をためようとするため、むくみにつながります。

塩分の過剰摂取には注意が必要ではあるものの、塩分摂取に関しては、ガイドラインに何も書いてありません。

それに、塩分を摂り過ぎたから妊娠高血圧症になるという根拠はないんです。

夏は汗をかくので、塩分をカットしすぎてしまうと体がだるくなってしまうこともあります。

ただ、普段から外食が多かったり、味の濃い食生活を送ったりしている人は、塩分を少し減らした方がいいですね。

 

産婦人科医で医学博士の宋美玄(そんみひょん)先生は次のように言われています。

産婦人科医でも古めの人だと、ちょっと血圧が高めだと「塩分を控えめに」とかなり強く指導していたりします。

中には「味がしないくらいのものしか食べないように」とか「一日4gまで」とかいう指導がなされていて、家族には塩をふった焼き魚を出すけど自分は塩気のない「ゆで魚」を食べている、とか、ものすごくかわいそうな食生活をしている方に時々出会います。

いやー、妊娠したからといって、塩分摂取量を減らす必要はありません。普通の人と同じでいいです。
これからの季節は熱中症にも気をつけないといけないので、汗で出ていく分、必要量は増えます。

妊娠高血圧症候群も、原因は塩分の取り過ぎと関係ありませんので・・

杉田先生も宋先生も、塩分の取り過ぎが妊娠高血圧症候群の直接の原因ではないと言われています。

妊娠中だから減塩するのではなく、普通の人が塩分の取り過ぎに気をつけるのと同じように気を付ければいいということなのです。

普段、味付けが濃い人は、味噌汁なら出汁をきかせて味噌を少し抑えるとか、具だくさんの味噌汁にするとか、ちょっとした工夫をすればいいのです。

そして、妊娠中、猛暑の季節の極端な減塩は熱中症のためによくないということなのですね。

日本産科婦人科学会の塩分摂取についての考えは・・・?

日本産科婦人科学会でも、「妊娠高血圧症候群の診療の基本」で、次のように書かれています。

最近の報告では、妊娠高血圧症候群に対する塩分制限の効果は否定的なものが多く、

循環血漿量が減少している妊娠高血圧症候群では、

塩分制限によりさらに循環血漿量を減少させてしまう可能性も指摘されている。

1981年の日本産科婦人科学会栄養代謝問題委員会では、

軽症妊娠高血圧症候群では7g以下、

重症では3g未満に塩分制限すべきとしているが、

1988年の改訂により、

妊娠高血圧症候群の予防には10g日以下、

発症後は重症度に関わらず7~8g日程度へと変更された。

現在は、妊娠中の塩分摂取は、通常一日当たり10g以下です。

妊娠高血圧症候群の発症後も、重症でも一日当たり7~8g摂ってもよいのですね。

それどころか、極端な塩分制限は、血液の量を減らしてしまって、かえって血圧を上昇させるのですね。

昔の話とは、ずいぶん変わってきていることにびっくりします。

妊娠中の熱中症対策に効果的な飲み物・効果的ではない飲み物

牛乳で暑さに強くなる

外出先から帰ったら、牛乳を飲むことを習慣にすると、暑さに強い身体になれます。

これは牛乳に含まれるタンパク質(アルブミン)の働きによるもので、運動直後に飲むと効率的に血液の量を増加させるので、汗の量も多くなって、熱を逃しやすくなり、体温調節に効果があるのです。

牛乳にはスポーツドリンク並みの塩分も含まれています。

また、スポーツドリンクよりも水分の取り込みが早いです。

スポーツドリンクは?

スポーツドリンクはナトリウムが多く含まれているので、熱中症対策に効果はあるのですが、

妊娠中に水分補給としてたくさん飲むには糖分が多すぎます。妊娠中に激しい運動はできないので、太る原因になります。

そして、こわいのが妊娠中の糖尿病です。

妊娠中は胎盤から出るホルモンのの影響で、インスリンの作用が弱まっているので、糖尿病になりやすいのです。

果汁100%ジュースでも糖分の取り過ぎには注意しなければなりません。

経口補水液は熱中症予防ではなく、熱中症を発症したときに飲む

薬局などで売っている経口補水液ですが、熱中症予防や普段の水分補給に飲むものではありません。

めまい、吐き気、など熱中症を発症したときの脱水状態に適しているのであって、

脱水をしないようにと予防のために飲む飲料ではありません。

熱中症を発症したとき、(あるいは風邪で下痢がひどく、脱水症状があるとき)病院に行くまでの応急処置として経口補水液は役に立つのです。

暑くない時期で、1.5時間未満の運動中の水分補給には水で十分です。

長時間の運動や、炎天下での運動の場合は、スポーツドリンクが良いです。

ノンカフェインのものがよいです

緑茶やウーロン茶などカフェインが含まれているものは、利尿作用があるので要注意です。

ミネラル入り麦茶、ルイボス茶などがおすすめです。ルイボス茶はミネラルが豊富に含まれています。

おばあちゃんの知恵、梅昆布茶・味噌汁は熱中症予防に有効!

子供の頃、おばあちゃんから「梅昆布茶や味噌汁さえ飲んでいれば夏バテしないよ」と聞いたことがありませんか?

このおばあちゃんの知恵は有効です!

熱中症診療2015年版ガイドライン(日本救急医学会)にも、「梅昆布茶や味噌汁などもミネラル、塩分が豊富に含まれており熱中症の予防に有効と考えられる」とあるのです。

最近は味噌汁を作らない家庭も増えていますが、

妊娠中、今一度、味噌汁の良さを見直してみませんか?

スイカも熱中症予防には最高!

ミネラルが豊富なスイカは、微量の塩をかけるとスポーツドリンクと同じ効果があります。その上、カロリーはゴボウより低いので、太りすぎを気にすることなく安心して食べられますね。

また、スイカにはシトルリンというアミノ酸が含まれていて、このシトルリンは血流を改善してくれるので、手足のむくみの改善に効果があるのです。

7月27日は「スイカの日」。

「夏の果実の王様」と呼ばれるスイカは、妊婦さんにも大きな味方になってくれるんですね。

まとめ

  • 妊娠中の極端な減塩は避けましょう。
  • 塩分を摂り過ぎたから妊娠高血圧症になるという根拠はありません。極端な塩分制限は、血液の量を減らしてしまって、かえって血圧を上昇させます。
  • 妊娠中の塩分は、妊娠高血圧症候群の予防には10g日以下、発症後は重症度に関わらず7~8g日程度です。
  • 妊娠中、熱中症予防によい飲み物食べ物は、牛乳、ミネラル麦茶、ルイボス茶、梅昆布茶、味噌汁、スイカなどがあります。

 

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