Payoneerペイオニア は、海外からの支払いを外貨で受け取れるオンライン口座を提供しており、両替して居住国で出金できる仕組みを提供するサービスです。
私は英語関係の海外企業案件を受けているので、支払いの受け取りにペイオニアを使ってきました。
先日、本人確認の身分証明書の書類が古いので最新の提出書類を求められました。

今回は、Payoneerペイオニアの身分証明書として、パスポートか運転免許証の他に、マイナンバーカード は使用できるのか、体験談をまとめました。
マイナンバーカードの提出で承認されるのか、体験談から詳しくお話します。
payoneerペイオニアでマイナンバーカードは提出書類に使えるか?
本人確認の提出書類は、payoneerホームページの「確認センター」 にアクセスしてアップロードします。
payoneerホームページの画面右上のアカウント名の横にある下向き矢印をクリック>設定>確認センター >要確認
↑ここから提出書類を送信できます。
結論から申し上げますと、2025年5月21日時点で、マイナンバーカード は、Payoneerペイオニアの身分証明書の提出書類として承認されました。
ただし、マイナンバーカード単体では承認されませんでした。
健康保険証と合わせて提出することで承認されました。
最初は、マイナンバーカードの表と裏をスキャンして、1ページのPDFとして作成したものを送りましたが、承認されませんでした。
次に、マイナンバーカード表裏のスキャンを拡大して見やすくして提出しましたが、これも承認されませんでした。
さらに、有効期限や番号をPDFの中で並記して提出しましたが、これも承認されませんでした。
最終的に、「マイナンバーカードの表」と「健康保険証」を合わせてスキャンしたPDF をアップロードすると、本人確認のための視覚情報の提出を追加で求められました。
スマホのカメラ機能でQRコードを読み込むように顔認証に導かれ、顔とマイナンバーカードを撮影して送りました。(このとき、QRコード読み取りアプリは使えません。スマホのカメラ機能限定です。)
そしてさらに、提出書類と登録した名前が違う理由は何かを聞かれるフォームに導かれました。
提出したマイナンバーカードの名前は漢字表記、米国のペイオニアに登録した名前はアルファベット表記ですから、違って当然なので、理由の選択肢のうち、ふだんの署名と証明書の名前の書き方が違う を選びました。
ここまでやって、ようやく承認されました。
承認されない時は、登録してあるメールアドレスに1時間ほどでメールが来たのですが、承認された時は丸一日経っても連絡はなかったので、payoneerホームページの「確認センター」 にアクセスして確かめました。
payoneerホームページの画面右上のアカウント名の横にある下向き矢印をクリック>設定>確認センター >履歴
この履歴で、「本人確認のための視覚情報(スマホの顔認証)」「情報が一致しません(名前)」「政府発行の身分証明書(マイナンバーカード)」に「承認されました」 と表示されます。
こうして「確認センター」で承認を確認したあと、翌日になってようやく承認のお知らせメールがきました。
payoneerペイオニアで求められている身分証明書は?
payoneerペイオニアの公式ページ(2025年3月19日付)では、本人確認について次のように書いてあります。
- 政府発行の写真付き、有効期限内の身分証明書のコピーをアップロード。国が発行した身分証明書、パスポート、運転免許証が理想。
また、payoneerペイオニアの個人事業主用アカウント開設方法のページには次のように書いてあります。
2) ご自身の顔写真付き公的身分証
マイナンバーカード、運転免許証、パスポートのいずれかのスキャンファイル/写真をアップロードしていただきます。
「国が発行した身分証明書」「マイナンバーカード」を本人確認書類として認めているのですね。
マイナンバーカード単体では承認されなかった
ただし2025年5月21日時点で、マイナンバーカードについては、健康保険証と合わせることで、承認されました。
私は20代の頃、病気がちで運転免許証を取得するために教習所に通うタイミングを逃してしまい、結局そのまま運転免許証なしで生きてきました。
海外に行ったこともないので、パスポートも持っていません。
そのため本人確認の提出書類として、マイナンバーカードが認められないと困るのです。
ちなみに、今回の「マイナンバーカードの表」と「健康保険証」を合わせてアップロードするという方法は、ペイオニアのスタッフから教えられたのではありません。
ペイオニア側は、承認できない理由を「書類の種類が違う」「氏名、生年月日、
最終的に「マイナンバーカードの表」と「健康保険証」を合わせて提出するという方法を試したのは、2022年10月時点にその方法で承認されたという体験談をネット上で見つけたからでした。
カスタマーサポートからそのようなアドバイスがあったわけではありません。
ただし日本では、現行の健康保険証は廃止され、マイナンバーカードに健康保険証を紐付けした「マイナ保険証」に引き継がれます。
ですから、健康保険証は使えなくなります。
でも、マイナ保険証を持っていると、申請なしで「資格情報のお知らせ」 が送付されます。
この「資格情報のお知らせ」には、従来の健康保険証のように氏名、被保険者等記号・番号・枝番、保険者番号・保険者名、負担割合など、保険資格の基本情報が記載されます。
「資格情報のお知らせ」とは、病院窓口で、顔認証付きカードリーダーの不具合など何らかの理由でマイナ保険証による受付が上手くいかなかったときに、マイナンバーカードとともに提示することで保険診療を受けることができる、というものです。
現行の健康保険証の最終的な有効期限は、2025年12月1日です。
健康保険証の廃止後については、あくまでも可能性ですが、ペイオニアの本人確認書類では、「マイナンバーカードの表」と「資格情報のお知らせ」 の組み合わせという方法を一度試してみると、承認されるかもしれません。
payoneerペイオニアで、本人確認提出書類について困った時の問い合わせ方法については、こちらで詳しく説明しています。

運転免許証を提出しても、なかなか承認されずに10回以上アップロードを繰り返したという話も聞きます。ペイオニア側のシステムがうまく読み込めずに拒否する状況も発生しています。
そのようなときも、ペイオニアへの問い合わせ方法をわかっていると安心です。
マイナ免許証も単体では承認されない可能性あり
日本では、運転免許証もマイナンバーカードと紐付けした「マイナ免許証」 も使われていますが、運転免許証は次の3通りの持ち方ができます。(2025年3月24日以降)
- マイナ免許証のみ
- 運転免許証とマイナ免許証の2枚持ち
- 運転免許証のみ
payoneerペイオニアの本人確認書類の提出では、マイナンバーカード単体では承認されなかったので、マイナ免許証単体の場合は、payoneerペイオニアでは承認されない可能性があります。
しかし、運転免許証ならば単体で承認されます。
payoneerペイオニアを利用する場合は、「マイナ免許証」と「運転免許証」との2枚持ちにするか、「マイナ免許証」と「資格情報のお知らせ」の組み合わせで申請するか、とにかくマイナンバーカード単体ではない申請方法が必要です。
payoneerペイオニアで身分証明書としてマイナンバーカードは提出書類に使える?まとめ
今回は、payoneerペイオニアの身分証明書として、パスポートか運転免許証の他に、マイナンバーカード は使用できるのか、体験談をまとめました。
結論から申し上げますと、2025年5月21日時点で、マイナンバーカード は、Payoneerペイオニアの身分証明書の提出書類として承認されました。
ただし、マイナンバーカード単体では身分証明書として承認されませんでした。
健康保険証と合わせて提出することで承認されました。
現行の健康保険証の最終的な有効期限は、2025年12月1日です。
健康保険証の廃止後については、あくまでも可能性ですが、ペイオニアの本人確認書類の身分証明書では、「マイナンバーカードの表」と「資格情報のお知らせ」 の組み合わせという方法を一度試してみると、承認されるかもしれません。
payoneerペイオニアの本人確認書類の提出では、マイナンバーカード単体では承認されなかったので、マイナ免許証単体の場合は、payoneerペイオニアでは承認されない可能性があります。
payoneerペイオニアを利用する場合は、「マイナ免許証」と「運転免許証」との2枚持ちにするか、「マイナ免許証」と「資格情報のお知らせ」の組み合わせで申請するか、とにかくマイナンバーカード単体ではない申請方法が必要です。
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