口答えが増える小学生?中間反抗期始まる?!成長を助ける親の対応は?

小学生

小学2・3年生から始まる「中間反抗期」をご存知でしょうか。

子供によって個人差があるので、小学4年生頃から始まるお子さんもいます。

 

反抗期は大きく3つに分けられます。

幼児期のイヤイヤ期と言われる第一反抗期、

小学2年生頃から始まる中間反抗期、

思春期の第二反抗期です。

 

高齢出産のママで赤ちゃんのお世話に追われる中、上のお子さんがちょうど反抗期にあると

体力的にもなかなかハードですね・・・

 

イヤイヤの次にきたのはパワフルな口答え?!中間反抗期!

イヤイヤ期もたいへんでしたが・・・

2歳ごろのイヤイヤ期の嵐は親を振り回してたいへんなものでした。

私もへとへとになったものです。

寒い冬の日に「帰るのイヤイヤ」と

公園のグランドの真ん中に岩のように頑固にペタンと座り込まれたときは、

すごく焦りました。冷え切って風邪をひかせてしまうと・・・!

必死になだめすかして帰宅を促したものでした。

やっと帰り始めると、今度は道路の真ん中を楽しそうに堂々と歩きたがるので、

また必死に「危ない!車がくるでしょっ!」とどなりました。

ひじが外れやすい子なので、簡単に手を引っ張ることもできず、

娘が道路の真ん中に出ようとするたびに身をかがめて小さい娘の腰を両手で捕まえるので、

産後腰痛もちの私はへとへとでした。

道路の端で抱き寄せると、真ん中に出たがって

小さな怪獣のように泣いてジタバタするし、

頭ごなしに言っても通じないし、わからないので、

どうしたらわかってもらえるのかなと、

とにかくわかりやすい言葉でその都度繰り返し言い聞かせて、

必死に忍耐の限りを尽くしました。

 

今となってみると、そういった接し方のなかで

娘の言語能力も上がっていったのだと気づかされます。

イヤイヤ期の中で危険を回避するだけでなく、

結果として親子の絆作りとコミュニケーション形成が豊かになったと感じ、

これが育児なんだなと過ぎ去りし日々を懐かしく思います。

 

口答えをしながらも甘えたい?中間反抗期の小学生!

そんな娘も小学生になり、ひじが外れやすい時期も終わりました。

ほっとしたのもつかの間、

2年生になった娘は、なかなか高度な口答えをするようになりました。

イライラしながらも感心する今日この頃です。

小さな子供の意見でも、よく聞くと理屈として成り立っていることもあるのです(笑)

自分で決めたいんですよね・・・自分でできることを確かめたいのです。

自主性が育ってきているのです。脳が発達している証拠です。

 

思春期の反抗期は、親に甘えることを嫌って距離をとるようになりますが、

中間反抗期は、口答えしながらも親に甘えたい気持ちが全面にドバっと出ています。

 

口答えして理屈っぽくなって文句ばかり言ったり、

すぐ怒ったり、親が注意しても無視したり、

うまくいかないことがあるとパパママのせいにしてみたり、

やたらと我を押し通そうと踏ん張ってみたり・・・

学校でまわりと協調性をもっていろいろ頑張っている分、

がまんすることも多いのでしょうね、帰宅するとその分、

我を押し通して発散したいことも増えるようです。

 

幼稚園の頃から、園生活で協調して聞き分けよく忍耐する分、

自宅ではかなりわがままにぐずって発散する傾向はあったのですが、

小学2年生ともなると、言葉が発達してきますから、

ぐずるだけではなく自己主張がはっきりしてきます。

 

成長を助ける親の対応は?

頭ごなしを避ける

イヤイヤ期では、頭ごなしに言ってもわが子に愛が伝わらない、

頭ごなしでは親の真意が子に伝わらないものですが、中間反抗期の小学生でも

「~しなさい」というとムッとして反発をあおることになります。

そこで例えば「宿題しなさい!」ではなく、「宿題どう?むずかしい?」と言って促すとか、

「あとでやる!今お絵かきしてる!」などと主張しているときは、

「それじゃ時間を決めようよ。あと何分お絵かきする?どのくらいで区切りつく?」と聞きます。

すると、「えーっと、うーんと・・・あと30分!」などと考えて言うので、

「30分は長いなあ、せめてあと5分!」とわざと短く言う私・・・

すると「えーっ!じゃあ、あと10分じゃだめ?」と娘が聞いてきます。

「いいよーあと10分ね~」

すると、ほんとに10分後には宿題を始めているので「おおっ」と感心します。

そしてすかさず「あ、えらいねえ!」とほめると誇らしげにしています。

自分で段取りを考えること、あと、ほめるチャンスを逃さずにほめることは

とても大切なようです。集中して自分で区切りをつけることも教えたいのです。

自己主張をうまく引き出してあげることが大事ですね。

自宅学習で進研ゼミ小学講座もやっていますが、

一日の学習量の半分しかできなかったときも、自発的に取り掛かったときは

えらいねえとほめています。「半分しかできなかったよ~」と言っているときに

「ママがコンビニに行っている間に自分で始めたんでしょ、えらい!」とほめると

一瞬「え?!」と驚いて、そのあとニッコリ笑ってピョンピョン踊っていました(笑)

予想していなかったところで褒められるというのも、子供にとってはかなり嬉しいことのようです。

しかるときは毅然としかる

頭ごなしは避けますが、しかるときは毅然と一歩も引かずに

しかることも大切です。

ちょっと気に入らないことがあるとすぐ怒るのもこの時期の子供の特徴ですが、

例えばパパに八つ当たりして怒って、パパを叩いたりすると

私は容赦なく「だめっ!!」とひと声怒鳴ります。

 

それから、スーパーでカートをひとりで押したがるときが多いですが、

まわりに足腰の弱いお年寄りとか車椅子のかたなどがいるときは、

娘のカートの押し方が迷惑かけそうなときは、たとえ娘がムッとしても

かなり強い声できっぱりと叱っています。

自分でカートを押したいのはわかるけど、弱い人たちにとって乱暴に感じるような押し方は

絶対にだめなんだよと。自分の立ち居振る舞いがまわりに与える影響を考えてほしい、

まわりを思いやる優しい気持ちを育ててほしいのです。

 

ものを大切にとか、ていねいな気持ちを大事にするようにということを真剣に言い聞かせています。

 

時間をあまりにも無駄にしているときはビシッとしかって、

「こらっ、いい加減に宿題やってしまいなさい」とひと声吠えるときもあります。

なるべく頭ごなしに言わないようにしていますが、

時間の関係でそうは言っていられないときも出てきます。

親が間違えたときはごまかさず謝る

言葉が発達し、親のことをよく観察している小学生。

かなり的を得た指摘をしてくることがあります。

約束が違うとか、ママの言ってること違うよ、とか・・・

そんなときはママも素直に謝ってます。

先日はパパに

「私が聞いてもうーんって言ってるだけなのに、ママが同じこと聞くとちゃんと答えてる~

ずるい~私にもちゃんと話してよ~」と怒ることがありまして、

パパが「ごめんなさい(^_^;)」と謝っていました。

子供だからといってごまかさずに、誠実に向き合うことが大切ですね。

 

アイメッセージを大切に

なにかうまくいかなかったときなど、ぐずってすぐママのせいにすることもあるのですが、

そんなときは「そんなこと言われたら、ママはかなしいよ、いやだよ」と

言います。すると、ぐずるのをやめてじっと冷静に考え始めます。

 

食べ終わったお皿を流しに持っていってほしいときも、

「お皿を運んでもらえるとママ助かるんだけど・・・」と言うと、

「うん!」と言って誇らしげにお皿を片付けてくれます。

「ママ」つまり、「私」を主語にするアイメッセージだと、子供は「責められた」とは感じにくく、

自分がまわりの人にどんな影響を及ぼしているかを冷静に考えやすくなるのです。

 

まわりに良い影響を与えることを、自分で考えて選択できるようになるのが大事です。

 

ハグのひとときを大切にしましょう

中間反抗期、親も人間ですからどうしようもなくイライラしてしまうこともあります。

感情的にきつく反応してしまうこともあるでしょう。

こういう時期こそ、言葉を超えて愛を伝えることができる「ハグ」が一番いいでしょう。

気がついたらそっと髪を撫でる、「おいでよ」と言って一日に何度もハグする、

いっしょに眠ってじっくりゆったりスキンシップして過ごす、

そんな時間をより多く作ることで、

言葉のすきまを埋めて、埋める以上の余りある愛をわが子に注ぐことができます。

ハグするだけで、わが子のその日の調子が読み取れるようになりますから、

親子の絆はより太く豊かになります。

パパと子、ママと子の1対1のハグだけでなく、

わが家はパパママ娘の3人家族なので、3人でかたまってハグしあって

ニコニコと家族の絆を確かめ合って喜んでいます。

 

反抗期のストレスが心配なとき

漢方薬の甘麦大棗湯や抑肝散

赤ちゃんの夜泣きでよく使われます

赤ちゃんの夜泣きには「母子同服」と言って

同じ漢方薬をママと赤ちゃんがいっしょに服用するという方法があります。

甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)や抑肝散(よくかんさん)という漢方薬です。

 

甘麦大棗湯は不安を鎮めるので、しくしく泣くような夜泣きに

抑肝散はイライラを鎮めるので、金切り声で泣くような夜泣きに使われます。

 

ママの心と赤ちゃんの心が共鳴しあうことから、

母子で服用することで心の安定に効果が出るのです。

大きい子にも処方されます

これらの漢方薬は、子供が赤ちゃんより大きくなっても

小児科で母子同服で処方されることもあります。

中学生高校生になっても、チック症状やストレスによる過呼吸などに効果があるということで

処方されることがあるようです。

反抗期でもあり多感な思春期を乗り越えるために

覚えておくと心強いでしょう。

反抗期のわが子のストレスが心配なとき、

かかりつけの病院で漢方処方がないようならば、漢方薬専門の薬局に相談するとよいでしょう。

 

甘麦大棗湯を処方されたことがあります

うちの娘は幼稚園のとき、マンモス校の人数の多い幼稚園で

大人目線の管理が徹底した方針の中で、ずいぶんと理不尽な扱いを受け、

ひどいストレスで弱った時期がありました。

その後転園して元気になりましたが、つらかった時期には夜、怖い夢にうなされたり、

ストレス症状があったので、かかりつけの小児科の先生が甘麦大棗湯を処方してくださいました。

ただ、母子同服というところまで先生は漢方薬を導入していなかったので、

私もわかならかったのですが、だいぶあとになって、

他の小児科の病院で漢方薬の母子同服について知りました。

私も娘を心配してだいぶ不安になり、神経が擦り減っていたので、

いっしょに甘麦大棗湯を飲んでいたらもう少しらくに過ごせたかなと思いました。

 

わが子の反抗期を受け止めるのも体力勝負!

高齢出産のママにとっては、赤ちゃんの夜泣きも

上の子の反抗期も、一手に引き受けるのはなかなかしんどいものですね。

家族全員の愛の絆と、

母子同服の漢方薬の助けなども心の隅において、

みんなでいっしょに乗り越えて成長したいものですね。

 

 

 

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