【小1から小3】漢字の覚え方おすすめとコツは?苦手克服法と漢字クッキー作り!

小学生

 

小学3年生の娘が漢字の勉強をいやがるようになりまして、

その苦手意識を克服できる勉強法をいろいろと調べてみましたので、

ご紹介いたします。

 

どんなことがきっかけで、子供に漢字苦手意識が出てくるのか

実際に娘の体験談のお話から始めたいと思います。

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小学生が漢字に苦手意識がでるのはどんなとき?

娘が小学2年生のとき、学校の漢字ドリルで

薄いグレーの漢字なぞる練習があったのですが、

娘はこれが苦手のようすでした。

大人から見ると、なぞるだけなら簡単でしょう と感じますが、

子供には子供独特の感じ方があるようです。

 

漢字をなぞる練習は緊張する!

2年生の漢字ドリルのなぞる練習は、宿題で自宅でもやったのですが、

はみ出ていないけれど、もう一度書くようにと、先生から 書き直しの添削になっていることが

何回かありました。

 

でも、どこがいけないのかわからないと

娘はプレッシャーを感じていたようで、

翌年3年生になったばかりのころの宿題では、泣いてしまって書けないことがありました。

 

泣くほど苦手とはどうしてだろうと、私も困り果て、

どんなことに気を付けて書けば、書き直しの添削にならなかったのかを

2年生のときの担任の先生に相談すると、

 

「いつもはしっかり書けているんだけど、

なぜかやる気の入っていないような書き方に見えたので、

間違いではないけどもう一度書いてごらんということで

書き直しにしました」とのことでした。

 

特に間違いだから書き直しということではなかったのです。

なんだか元気がないけど、どうしたのかな?と先生は心配されたようでした。

 

もちろんふだんから特別に厳しい先生ではなく、

優しくておもしろい先生です。

 

娘に話すと、「はみ出さないようにって先生が言っていたから

一生懸命にはみ出さないように書いたけど、

 

はらうと長すぎるし、はねるとはみ出るから

すごく緊張する、」と言うのです。

 

どうやら、「やる気がない」のではなく、

ものすごく真剣に取り組んで「緊張しすぎていた」ということのようでした。

その結果、筆圧も弱く、ヒョロヒョロっとした字になってしまっていたのですね。

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なぞる練習に弊害はある?

薄くグレーに印刷された漢字を

正確になぞる練習は、漢字の形や全体のバランスをつかむには

効果的な練習方法ですね。

 

ただ、親や先生など、大人が「はみ出さないように」と注意すると、

子供はひたすらはみ出さないことに神経を集中させ、

勢いのない弱々しい線で必死になぞる子が多いようです。

 

うちの娘の他にも、似たような例がありました。

普段すごく元気で活発な男の子が、

じっと集中して必死にていねいになぞって漢字ドリルの宿題をやっても、

なぜか 書き直し が多くなって、はみ出ていないのに

なぜ? どこを直したらいいの? というお話を他のママから聞きました。

 

はみ出さないように書くことに神経をとがらせた結果、

勢いのない字、どこかいい加減な雰囲気の字

見えてしまうのではないかと思われるのです。

 

漢字を書くときは、とめ・はらい・はね など、

勢いとリズムが必要です。

 

なぞることに専念した結果、勢いがない字になっているというのは、

もはや「生きた字」ではなく、「死んだ字」を書くことになってしまっているのです。

形は同じだけど、勢いのない死んだ字です。

生きている人間とマネキン人形と同じくらいの差があるのです。

 

この弊害をなくすには、

「はみ出ちゃダメだよ」ではなく、

「多少はみ出てもいいから 元気よくなぞってごらん」

と言うくらいがちょうどいいかもしれませんね。

小さい子供たちは、大人の言葉に妙に忠実に必死になって、

大人が想像する以上に、「言うことを聞かなきゃ」と一生懸命になることがあるのですね。

そのアンバランスさが、まだ低学年の幼い子供たちの反応のようです。

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ほめてほめて上達を目指す!

漢字の勉強について他のお友だちのようすですが、

1年生のときの漢字習い始めの時期に、

学校で とめ・はね・バランス など細かいところをたくさん注意されると

自信をなくしたり、萎縮したりして漢字嫌いが始まるようです。

漢字については、ここはダメと注意するより、

このはらいかたはいいね、とか、うまくできたことを取り上げて

ほめるやり方のほうが子供は伸びていくようです。

 

また、この字はうまく書けているよ、と

子供が書いた字の中からお手本にする字を取り上げる

とよく伝わります。

 

自分自身の書いた字をお手本にしてもらうというのは

「認めてもらったぞ!」という子供の自信

つながっていきます。

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効果的な漢字勉強法は?

私が小学生のころは、

漢字練習帳でひとつの漢字を何回も何回も

書いて練習するのが当たり前でした。

クラスで競争するようにみんなで熱心に書いたものです。

でも、それは、ウサギ跳びのトレーニングのように今は

おすすめされていません。

では今、推奨されている漢字勉強法にはどんな方法があるでしょうか。

 

意味を考えて文章の中で書いて覚える

書くのは1回でいいという指導法もあります。

意味をよく考えてていねいに1回書くのです。

 

娘の小学校では、文章の中での練習のあとに

3回書くということをやっています。

文章の中で覚えるには、

漢字にルビのある本をたくさん読むのも効果的です。

小学生新聞もいいでしょう。

 

娘は2年生の後半からは、図書館で借りてくる本が

絵本以外にも文字の多い本を選んでくるようになり、

3年生になってからは、ますます文字の多い本を選んで借りてくることが

増えました。

ルビがふってある本で、漢字にも自然に馴染んできているようです。

(でも、絵本もまだまだ好きです。親子で絵本好きなので、

家族で楽しく読んでいます。)

 

読める漢字を増やしておくと、学校で新しく漢字を習うときに

今まで見たこともない漢字より、見たことのある漢字のほうが

抵抗が少なく覚えられます。

漢字の意味を考えて書くのは、ただ何度も書いて反射的に手を動かすよりも

大切なことです。

反射で書いても、考えていないので記憶されにくいのです。

 

また、漢字練習帳で何回も書いて写すことに専念すると、

「覚えること」より「ただ写すこと」に集中してしまいます。

写経をしてお経を何回も書いても覚えられないのと同じです。

意味を考えて頭を使って書くことで記憶に残るようになります。

ただ写すだけでは覚えられないのですね。

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漢字の部首が何か考えて書く

漢字を覚えるには、反射でもなく、写すのでもなく、

考えて書くのが記憶に効果的

とわかりましたね。

 

娘が小学3年生になると、漢字の部首についてのお話が

学校でよく取り上げられ、考えるようになりました。

お友だちが先生に、「聞」はどうして

部首が「門」ではなく「耳」なの?と聞いたそうです。

 

「間」「開」などは「門」が部首ですが、

「聞」「問」などは部首が「門」ではありませんね。

「耳」「口」が部首です。

 

漢字には、「音符」「意味符」があって、

「意味符」が部首になるのです。そのため、

「意味符」「耳」「口」が「聞」「問」の部首になります。

「聞く」ときは「耳」を使うし、

「問う」ときは「口」を使います。

 

例えば、他にも部首を見てみると

「思」の部首は「心」

「岩」の部首は「山」

「意」の部首は「心」

「買」の部首は「貝」

「昼」の部首は「日」

となります。

漢字を覚えるときは、

ひとつひとつ漢和辞典で調べて、部首を確認して考える

と、記憶に残りやすくなります。

 

「家」「空」のようにわかりにくい部首のあります。

「家」は 「ウかんむり」 で、

「空」は 「アナかんむり」です。

空の「工」が「くう」という音符なのです。

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同じ漢字を繰り返し書かない

熟語で漢字を練習するときに

動物 動物 動物 動物

のように同じ熟語を繰り返し書くのではなく、

 

動物 物語 場面 主人公

のように、別の熟語を書くことによって、

再度「動物」と書くときに、思い出す作業が加わり

考えることになって、記憶に残る という練習方法もあります。

 

空中に書いて覚える

漢字練習帳でもなく、紙も筆記用具も使わずに

空中に書いてみるという方法も、

小学校で現在さかんに行われています。

 

机の上に指で書くだけでもいいです。

 

覚えていると指がすらすら動くけど、

覚えていないと指が止まるので、

覚えているかどうか、書けるかどうか試すこともできます。

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漢字クッキーを作って興味を引き出そう!

漢字がいやになって泣いてしまった娘に

なんとかして漢字を好きになってほしいと願って

勉強法をいろいろ調べていましたが、

夫が「漢字クッキーを作ると楽しく勉強できる」という情報を

聞いてきました。

 

型抜きクッキーの生地で棒状にして作ります

やわらかい絞り出しクッキーの生地で、漢字の形に絞り出すと

きれいにできるとは思いますが、まだ小学3年生の娘なので、

粘土遊びのように、型抜きクッキーの生地を棒状に伸ばして

いっしょに漢字を作りました。

娘は、最初に国語の教科書を広げて

どんな漢字が作りやすいかと、一生懸命に

いろいろと考えを巡らせているようすでした。

 

いよいよ漢字クッキー製作そして完成!

棒状の生地を組み合わせて、漢字にします。

上は焼く前の写真です。

くっつけるところは、水でぬらすとしっかりくっつきます。

焼くとけっこう膨らみますよ。

ハートや、音符も作りました。

 

漢字は、型抜きクッキーより厚みがあるので

焼き時間を数分長くしたのですが、かなり硬くなってしまったので、

焼き時間を増やすのはプラス1分程度にしておいたほうがよさそうです。

お花の型抜きクッキーも作りたいということになったので、

「花」という漢字を作ろうかと思ったのですが、

パーツがバラバラになってしまうので、やめて

「華」を作ったのですが、「華」はなんと中学校で習う漢字でした!

娘はプレッシャーに思うことなく、

「え?ほんと?わーい!やったー!」と喜んでいたので

よかった~と思いました。

今度は焼き時間を長くし過ぎないようにしました。

それぞれの漢字クッキーを見てみましょう。

 

 

 

 

「子」と「犬」を合わせて「子犬」にしてみました。

 

「月」と「主」は作りやすかったです。

 

 

はりきって作った「華」は、棒を並べるだけなので、

意外と簡単にできました!

 

娘は漢字に楽しい思い出ができて、

漢字の勉強への抵抗が減っているようです。

 

子供の苦手意識をゆるめるために、

ありとあらゆる工夫をしたいものですね。

連休には子供の日頃のストレスを解消できるようなことを

いろいろやってみましょう!

家族との楽しい体験が、子供たちの根っこを育てます。

底力のある子に育ってほしいですね。

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小学生の漢字の覚え方は?苦手克服法と漢字クッキー作り!まとめ

  • 漢字をなぞる練習のときは、緊張で萎縮しやすいので、「はみ出ちゃダメだよ」ではなく、「多少はみ出てもいいから 元気よくなぞってごらん」と言うくらいがちょうどいいかもしれません。
  • 漢字練習のアドバイスとして、「この字はうまく書けているよ」子供が書いた字の中からお手本にする字を取り上げると、子供の自信つながっていきます。
  • 意味を考えてていねいに1回書くという練習方法も効果的です。
  • 漢字練習帳で何回も書いて写すことに専念すると、「覚えること」より「ただ写すこと」に集中してしまいます。写経をしてお経を何回も書いても覚えられないのと同じです。反射で書いても、考えていないので記憶されにくいのです。
  • 漢字にルビのある本をたくさん読んで、見たことのある漢字を日頃から増やしておくと、漢字への抵抗感が小さくなります。
  • 漢字を覚えるときは、ひとつひとつ漢和辞典で調べて、部首を確認して考えると、記憶に残りやすくなります。
  • 漢字練習帳でもなく、紙も筆記用具も使わずに「空中に書いてみる」という方法も、小学校で現在さかんに行われています。
  • 漢字クッキーを作ると楽しく漢字を覚えられます。

 

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