今日、小学2年生の娘の抜歯のために歯医者さんに行きました。
ひと月前から下の前歯の永久歯が乳歯の内側から生えてきてしまったので、診察してもらったところ、
ひと月様子を見て、まだ抜けないようなら抜きましょうということになりました。
生えてきた永久歯の近くの乳歯2本が少しグラグラしていたのですが、
1か月で1本は抜けましたが、もう1本は抜けませんでした。
乳歯が抜けるのってどういう仕組みになっているんだろう・・・
調べてみました。
乳歯が抜けるメカニズムって・・・?
簡単に言うと、時期が来ると乳歯の根っこがとけて抜けるのだそうです。
歯と歯周組織のもととなる細胞の集まりを「歯胚」といいます。
乳歯の歯胚は通常、妊娠7~10週目にできます。
永久歯の歯胚は、妊娠3~5ヶ月頃から作られ始め、生え変わりの時期に向けて成長し続けます。
永久歯の準備ができ、乳歯の根元付近まで到達すると、
破歯細胞という細胞が現れて、乳歯の根っこを溶かすのです。そして、グラグラして抜けます。
つまり、永久歯の準備ができないと乳歯は抜けないようになっているのです。
永久歯が生えてきたら、必ず抜かなきゃだめ?
乳歯の役割は食事をするためだけでなく、
- 永久歯が正しい位置に生えるためのガイド役
- 永久歯の場所を確保する
という二つの役割があります。
永久歯が生えてきたら、必ず抜かなきゃいけないのか、アーブル歯科クリニックの先生のお話です。
定期検診を2~4ヶ月ごとに受けている場合は、その間急いで抜かなくても後続の永久歯には影響がないので、家族と話し合って経過観察するそうです。
だから、うちの娘の場合も、ひと月様子を見てみましょうと先生はおっしゃってすぐには抜かなかったのですね。そして、2本のうち1本はそのひと月の間に抜けました。
また、噛むときに痛かったり、乳歯の根っこの溶け方が遅くて歯がグラグラしていない場合は、後続の永久歯の歯並びに影響するので、抜歯するとのこと。
娘はグラグラ動かすと痛みがあったので、先生は「痛みがあるなら早く抜いたほうがいいです。」と言われました。
抜く前にレントゲンを撮って乳歯の根元を確認しました。
抜いた乳歯を見ると、先に自然に抜けた乳歯よりも根っこの一部分が長く、ここが引っかかっていたのだろうということでした。私は、生えてきた永久歯が何か乳歯の抜けるのを押さえて邪魔しているのかと想像してしまいましたが、それは間違いで、乳歯の根っこがこのように長く残っていたのが原因でした。
そして、内側から生えてきた永久歯ですが、歯の位置は生えた位置で決まるのではなく、内側に生えていても、舌の力によって外側に押されるため、徐々に正しい位置に向かって動いていくそうです。
永久歯の生えるスペースが足りない場合は、外側に歯が移動してもずれてしまうことがあり、そのような場合、歯並びが気になるなら、歯列矯正を考えることになります。
歯の生え変わる時期は?
早い子は4~5歳で永久歯への生え変わりが始まります。
6~7歳でほとんどの子が生え変わりを体験します。
下の前歯が先に生え変わり、次に上の前歯が生え変わることが多いです。
このあと奥へと進み、小学生のうちに生え変わりが完了するのが一般的です。
一年生のときに、お友だちが前歯が抜けてなくなっている子が多く、娘は遅いほうかと思っていましたが、7歳のうちに生え変わりが始まったので、ほっとしました。娘は6歳臼歯が生えるのも遅く、7歳になってから生えたので、6歳臼歯ではなくて7歳臼歯だねと冗談を言っていたくらいでした。生え変わりが始まって安心しました。
表面麻酔で抜けました
大人と同じ注射の麻酔をするか、抜くときちょっと痛いけど表面麻酔で抜くか、先生は娘に希望を聞いてくださいました。
注射の麻酔は2、3時間口がしびれるけど、表面麻酔は10分ぐらいでもとに戻るよ、と。
娘は2、3時間もしびれるのはいやと、表面麻酔を選びました。ゼリー状の塗り薬を、抜く歯のあたりに塗りました。ちょっと味はまずいそうです。
抜くとき、ちょっと泣きかけたけど、終わって待合室に戻り絵本を読み始めたときにはもう痛みがなくなっていたそうです。血は出ていたので、ガーゼは噛んでいましたが。
次にまた乳歯が自然に抜けなくて抜歯することがあったら、注射の麻酔がいいんじゃない?と聞くと、
2、3時間もしびれるのは絶対にいやだから、表面麻酔でがんばると言うのです。
抜いた歯はかわいいケースに・・・!!
抜いた歯は、とてもかわいいケースに入れていただきました。
こんなかわいいケースがあるのですね。
私が子供の頃はあまり小児歯科は充実していなくて、
同じように永久歯が内側から生えてきたときは、さっさと注射の麻酔で抜歯されました。
表面麻酔はありませんでした。
今は、麻酔の注射をする前にもこの表面麻酔をして、針を刺すのもなるべく痛くないようにするとのことでした。
パパが今月、同じ歯医者さんで治療を受けましたが、大人は表面麻酔はしないで、麻酔の注射だけしていたそうですから、子どもへは特に痛くないように、こわくないように配慮してくださっているのですね。
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