家庭菜園で野菜を作ると、野菜嫌いの子供が野菜好きになると聞いていたので、以前からやってみたいとは思いつつ、なかなか思い切って挑戦できないでいました。
当時、小学生だった娘は、小学校の「生活」の授業で野菜を育てることもあり、自宅でも野菜の栽培に挑戦しました。
今回は、子供といっしょに家庭菜園でピーマン、オクラを育てた体験談とミニトマト収穫のをお話します。
おうちで育てるのはピーマンとオクラに決定!
小学校では何種類か育てる野菜の候補があげられ、そのうちの好きなものを選ぶのですが、娘はミニトマトを選びました。
そこで、自宅では、小学校で選ばなかった他の野菜を育ててみることにしたのです。
ピーマンとオクラを育ててみよう!ということになりました。
5月、ゴールデンウイークにホームセンターでピーマンとオクラの苗を見つけました。
ひとつ70円です!安いですね!
今年は初めての挑戦ということで、大きめの素焼きの植木鉢(6号鉢)をそれぞれひとつづつ使って栽培しました。
ピーマンとオクラの植え付け
帰宅してすぐ家族で植え付けです!
ピーマンの苗は見た感じも大きくてしっかりしていました。
ひとつのポットに一本の苗が生えています。
6号の素焼き植木鉢に植えました。鉢の底には鉢底の石を敷き詰めて、水はけをよくしています。
自宅にあった細粒の有機肥料も土に混ぜ込んでいます。
オクラのポット苗ひとつには、小さい苗が3本生えていました。
ピーマンの苗に比べるとずいぶん細く小さいです。
3本ともそのまま土を崩さないようにして、6号素焼き鉢に植えました。
2週間後のピーマンとオクラの成長
ピーマンの苗はしっかりしていて、そのままぐんぐん育つのが想像できましたが、オクラの苗は小さくて弱々しいように見えて、このあとどんなふうに育つのか想像がつきませんでした。
しかし、2週間もすると、どちらもしっかり大きくなってひと安心です。
途中でリング支柱(朝顔を育てるときにつるを絡ませて使うものといったほうが、わかりやすいでしょうか。)を設置して、倒れないように支えにします。
下が植え付けから2週間後のピーマンです。
そして、心配したオクラの2週間後の成長はこんな感じです。
小さな苗が3本のはずでしたが、いつのまにか5本の苗が生えていました!
あとから生えてきたと見えるこの2本の苗はあまり大きく育ちませんでしたが、小さいながらもひとつづつオクラができました。がんばってはえてくれて、ありがとう!
ピーマンとオクラの花が咲きました
6月になって、ピーマンとオクラの花が咲きました。
ピーマンの花は小さくて白い花です。清楚でとてもかわいいです。
あまり目立たないためか、小学生の娘の記憶にあまり残らなかったようで、ピーマンは実のほうが強烈な印象のようです。
小さな花が咲いたあとに、小さなピーマンができ始めました。
オクラの花はピーマンより大きく、朝顔のように一日しか咲きません。
朝早く、静かに咲いて夕方にはしぼんでしまいます。とてもきれいなかわいいお花です。
水やり後、9時頃になると、早朝よりも開いてきます。
必見!かわいい野菜のお花たちいろいろ6選
野菜の花はふだんあまり注目されませんが、可愛くて素敵なお花ばかりです。
いくつかご紹介します。
こちらはミニトマトの小さな黄色い花。この夏、進研ゼミの教材で育てました。
ミニトマトはとても簡単に育つので、おすすめです。
昔、私が子供の頃、庭でいくつか野菜を育てていましたが、どの花もかわいいですよ。
ナスの花
ジャガイモの花
きゅうりの花
大根の花
カボチャの花 カボチャの花は大きめの花です。
ピーマン・オクラの収穫!
6月のうちにピーマンの最初の収穫を迎えました。
このあと7月8月と、いくつか収穫できました。
当時(2018年)の進研ゼミ小学講座2年生教材のミニトマトも同時に収穫です。
オクラも6月のうちに大きくなりました。
オクラの花と実を両方いっぺんに見れるのも、家庭菜園ならではの楽しみです。
オクラは種をとるところまで観察できました
育てたオクラは、お店で買ったものよりも、かたくしっかりしていて、農業のプロのかたがたのように、やわらかく食べやすいものにはならなかったので、種ができるところまでそのままにして観察しようと、娘と話し合いました。
最初のほうで食べたオクラは、輪切りにしてかつおぶしと混ぜて、しょうゆ味にして電子レンジ加熱して食べました。
輪切りにするにもかなり堅めでした。
このオクラが時間がたつと下のように茶色に変化してきました。
さらにそのままにして待つと、もっと裂けて、上から見ると黒い種が見えてきました。
黒い種がこぼれそうになったので、切り取ってみました。
裂き目に沿って裂いてみると、黒い種がいくつかできていました。
小学生の娘は、朝顔やフウセンカズラなどのお花の種をとるのを喜ぶので、こうして野菜の種もとれるのはとてもおもしろかったようです。
夏休みの絵日記にも書きました。
ピーマン・オクラが大好きになりました!
娘はピーマン、オクラが全然食べられなかったのではないのですが、野菜全体をあまりたくさんは食べたがらない子で、便秘にも悩むことがあったので、もっと野菜好きになってほしいと思っていました。
こうして自宅で育ててみて、野菜への愛情がわいたようでした。
ピーマンは包丁を使って、自分で細切りにしました。
オクラも輪切りにして、「星形だね」とうれしそう。
ピーマンはシーチキンと、オクラはかつおぶしと醬油で、それぞれ電子レンジで加熱して食べました。
後日、買い物に行くと、ピーマンの大袋とオクラをたっぷり、自分から欲しがり、すっかりピーマン・オクラ好きになっていました!
ピーマンは特に、そのにおいや微妙な苦味から、子供たちが嫌がってしまう野菜なんですよね。
後日、図書館でこんな絵本を見つけました。
子供たちにいやがられてしまうピーマンがかわいそうなんですが、ピーマンパワーであらゆるバイ菌に勝って、子供たちにピーマンが見直されるというお話です。
ピーマンのピーマンマンの絵本は他にもあります。
このような絵本や、家庭菜園など、いろいろな手間をかけて野菜への興味を引き出し、子供たちにも無理なく野菜とのおつきあいを深めてほしいですね。
夏休み前に小学校から持ち帰ったミニトマト
1学期に育てたミニトマトは、夏休み前に自宅に植木鉢ごと持ち帰りました。
小学校にあるうちに、いくつも収穫できて、ビニール袋にコロコロと入れて持ってきていましたが、夏休み前に連休があり、水切れになって、全員の子供たちの野菜がだいぶ枯れてしまいました。
先生も「しまったー!」と言っていたそうですが、もう実って収穫の時期になっていて、実に栄養を吸収され尽くすと、水やりをしていても葉はだいぶ枯れてきてしまうのですよね。
先生のせいで枯れたのではないですよ。
まだ青いのもあるので、もう少し待ちます。
だいぶ赤みが増したので、全部収穫します。↓
へたのついてオレンジ色のミニトマトは、進研ゼミ小学講座2年生教材の自宅で育てたミニトマトです。
↓進研ゼミ小学講座2年生のトマトの栽培セットでは、四角いミニトマトの収穫に成功して感動しました。
この夏、家庭菜園で収穫できた数は、はっきりとは記録していないのですが、20個ほどのミニトマトがいちばん多く、ピーマン・オクラは8~10個くらいでした。
食べるだけの目的だと、数は少ないのですが、植え付けの楽しみ、お花の鑑賞、種の観察など、子供の興味を引き出せることがたくさんあり、広い畑でなくても植木鉢ひとつずつだけで、ここまで楽しめるのはすばらしい自然の恵みですね!
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