ニュースで子供が被害に遭う事件を見たり、
近所で不審者情報が出ると、わが子の安全がほんとうに心配になりますね。
そんなとき小学生のわが子にはGPSを持たせたいと思うパパママもたくさんいますが、
反対に、そこまでする必要はないのでは?と思う親御さんもいます。
GPSを持たせることの他にも、子供の防犯意識を高めるために教えておきたいことは何でしょうか。
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GPSを子供に持たせることに反対の理由
子供にGPSを持たせることに反対な人は少数派ですが、
反対理由はいくつかあるようです。
GPSそのものより携帯を持たせることに反対
GPS携帯を小学生の子供に持たせることについては
GPSそのものはいいけど、携帯を持たせることに抵抗があるということがありますね。
GPS端末なら、インターネットやメール機能はないので、トラブルに巻き込まれる心配はありません。
わが家では、子供見守りGPS各サービスの現利用者率・総合満足度一位のBoTトーク(ビーサイズ株式会社)を使っています。
また、千葉県松戸市教育委員会では、児童(小学生)の安全対策GPS端末購入支援事業を行い、GPS端末を活用した安全対策により、日常生活や登下校時における児童の安全確保と保護者の不安感の軽減を図っています。
- ランドセル等の中から出さない事
- 故障、紛失等の場合は保護者の責任となる事
を条件にGPS端末の小学校への持ち込みが許可されています。
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子供のプライバシーを侵害する?
GPSは、子供のプライバシーを侵害するようで自分だったらいやだと感じるから
という反対理由もあるようです。
これについては、子供が思春期以降、大きくなったら話し合いが必要ですね。
ただし、GPSのおかげで中学生の女の子が実際に助かったケースがあります。
誘拐された中学2年生の娘を、母親が娘のタブレット端末のGPS機能を使って
犯人の家を突き止め、交番に相談して逮捕に至ったのです。
GPSで子供のプライバシーを監視して侵害するのではなく、子供の安全に「配慮」したいものですね。
子供は親の所有物ではありませんので、親が子供を監視したい気持ちでGPSを使うというのはあってはならないことです。
監視されれば子供は尊厳を失わされて苦しみ、親子関係は悪くなる一方です。
GPSを使う目的は、あくまで子供の安全への「配慮」です。
GPSを持たせて油断してしまう
他に、GPSを持たせたということだけで安心して油断してしまう
ということで、GPSを持たせることを反対することもあります。
特に不審者に遭遇した時、どのように反応したらいいか家族でよく話し合い、シミュレーションをしましょう。
GPSを持っているから何もしなくても大丈夫と勘違いしないようにしなければなりませんね。
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子供の防犯意識のために教えたいこと
子供の防犯のためには、GPSを持たせることで安心してしまわずに
防犯意識を高めるための日頃からの話し合いが必要です。
防犯意識向上のために、家庭でどんなことを子供に教えたらいいでしょうか。
何に「気をつけるか」を具体的に教える
警視庁によると、子供が犯罪に巻き込まれるのは、午後2時から夕方6時までの間ということです。
最近は朝の登校時の被害も出ています。
季節では夏休み期間を含む7月から10月が多くなっています。
「いってきまーす!」「いってらっしゃい、気をつけてね。」といつも言いますが、
何に気を付けるか、具体的に話さないと子供には伝わらないので、
気を付ける内容をわかりやすく教えましょう。
知らない人を近寄らせない近づかない
登下校でひとりになったとき、知らない人には自分の身体を絶対にさわらせないように教えましょう。
不審者に近寄られることは「絶対NO!」と教えましょう。
道を聞かれてもいっしょに案内してついていってはいけません。
犯罪者が子供に道を聞いて連れ去る事件も報告されています。
これは学校でも教えていることなので、常識ある大人は子供に道を聞いてはいけません。
不審者が靴やかばんなどの持ち物に書かれた名前を見て、
「○○ちゃん、ママが交通事故にあって入院したから一緒にきて」などと言うことがあります。
自分の名前を知っている人だから「知らない人」ではないと思わないように教えましょう。
「知らない人について行かない」というよりも
「家族以外にはついて行かない」と断定してしまうほうが、子供にわかりやすいですね。
「顔見知りの人」から被害に遭うケースも増えているので
「家族以外にはついて行かない」ことを徹底しましょう。
玄関の表札に家族全員の名前を書くのは防犯上、危険です。
かばんや靴、自転車などに名前を書くときは、目立ち過ぎないように書く工夫が必要です。
不審者に追われたら大人に助けを求める
道の途中では常に、一番近い避難場所がどこかを考えておきましょう。
「子ども110番の家」がどこか、コンビニや交番、病院など
大人に助けを求めて知らせることができる場所をチェックしておきましょう。
「不審者に追いかけられたら近くの大人に助けを求めなさい」と普段から
繰り返し教えられていた男子生徒が、実際に不審者に出会ったときに
すぐに逃げる行動を起こせたという例があります。
不審者に出くわしたら大声を出す!
犯行をたくらんでいる人は緊張状態にあって、「音」と「光」を嫌います。
例えば、空き巣狙いは、急に「光」が照射されると犯行をやめることがあります。
誘拐の犯人は、襲える弱者として子供や女性などをターゲットとしています。
抵抗できないだろうと思って選んだ相手が、急に予期しない「大声」を出すとひるむのです。
大声が出せないときは「防犯ブザー」を鳴らして「大きな音」を出しましょう。
犯人がひるんだすきに、全速力で走って逃げます。
警視庁の防犯標語はイカのおすし!
警視庁は、子供が被害者となった事件を教訓にして
「イカのおすし」という、子どもたちの心に残る防犯標語を広めています。
イカ・・・いかない=知らない人にはついていかない、危ないところにいかない
の・・・のらない=知らない人の誘いや車に乗らない
お・・・おおごえでさけぶ=危ない、怖いと思ったら大きな声で叫ぶ
す・・・すぐににげる=人のいるところにすぐ逃げる
し・・・しらせる=周りの大人に知らせる
万が一誘拐されたときに、GPSが役立つとしても
誘拐される前に、いざ不審者に出くわしたときに逃げる行動をとることが大切ですね。
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まとめ
子供の防犯のためにGPSを持たせたい声が多い中、GPSを持たせることに反対の意見もあります。
- GPSそのものより、GPS携帯電話の携帯電話を持たせることにトラブル等の心配があって反対している親の意見があります。
- 子供のプライバシーを侵害しないかと心配する声もあります。
- GPSを持たせたことでかえって安心して油断してしまうからよくないと言う意見もあります。
携帯電話のメール機能・インターネットなどがない防犯特化のGPS端末BoTトーク(ビーサイズ株式会社)などを使うことで携帯使用の心配は解消されます。
GPSにより、女子中学生を誘拐事件から助けた母親のケースを見ると、小さな小学生の場合は、なによりも安全に配慮した対策が必要です。
GPSを使う目的は、プライバシーの侵害という監視ではなく、あくまで子供の安全への「配慮」です。
また、GPSを持たせただけで安心してしまうのではなく、子供自身に防犯意識が強まるための教育をしましょう。
漠然と「気を付けてね」ではなく、具体的に気を付ける内容を教えましょう。
警視庁の防犯標語「イカのおすし」は、子供がいざ不審者に遭遇したときの対処方法をわかりやすく教えることできます。
GPSを持たせて安心してしまわずに、さらにいざというときのために
「イカのおすし」で自分の身を守るように、大切な子供たちに教えましょうね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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