1歳のお誕生日プレゼントに買ってあげたい木のおもちゃをご紹介します。
積み木はどうかしら・・・と考えるママも多いと思いますが、
四角や三角の積み木の前に、1歳児の発達にもっと適した形のおもちゃがあります。
それは、「球」の形です。
また、この頃の発達を促すポイントは、「明るい色」のおもちゃであることです。
そして、もうひとつ、「育児疲れのママを癒してくれるもの」だととても助かりますね。
このカラーボール、わが家では小学6年生になった娘もお気に入りです。
子供が長~く愛用してくれますよ。
赤ちゃんといっしょにママも家族みんなでカラーボールをコロコロして、育児疲れを解消しましょう。
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1歳児の赤ちゃんが夢中になる「カラーボール」
1歳前後の赤ちゃんに絶対おすすめなのが、この「カラーボール」です。
積み木よりも先に「球体」をおすすめするにはわけがあります。
1歳児の赤ちゃんには、なぜ球体がいいの?
↓カラーボールは、虹の色から発想された、赤・青・黄・オレンジ・緑・紫の6色の直径4cmの球体です。
ブナ材をくりぬいたお椀に入っています。↓
昔から、赤ちゃんに「球を見せる」のはよいことと言われています。
どの角度から見ても形が変わらない「球体」は、赤ちゃんが生まれて初めて認識出来る立体なのですね。
実際に赤ちゃんは、球体のものに強い興味を示して、長く熱心に眺め続けます。
この集中力こそ、大きくなってからの積み木遊びに必要な力なのです。
赤ちゃんに球体を最初に勧めたのはフレーベル!
フレーベルという名前を、一度は聞いたことがあると思います。
フレーベル(1782年 – 1852年)は、ドイツの教育者で、
世界ではじめて幼稚園を創った「幼児教育の祖」と言われています。
積み木を考案したのもフレーベルです。
赤ちゃんに「球を見せる」ことが良いとされているのは、
このフレーベルの教育思想が基本になっています。
赤ちゃんに球を見せると良いというフレーベルの昔の思想は、
現代の脳生理学でも理にかなっていることが解明されているとのことです。
フレーベルには先見の明があったということですね。
フレーベルは、「球」を「自然界における完全なる理想形」と考えました。
フレーベルは「球」を美しい形として捉えるだけにとどまらず、
「球」を、地球・太陽などの象徴として、
また円満な人格といった精神の理想として考えたのです。
この思想をもとにして、フレーベルは、「恩物」と呼ばれる知育おもちゃ20種類を考案しました。
その第一番目の玩具が「球体」の6色のおもちゃで、赤ちゃんが最初に出会うおもちゃとして考案されたのです。
幼稚園でもよく見かけるフレーベルのいろいろな積み木は、
この球体の6色のおもちゃよりも後の順番で登場してきます。
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1歳の赤ちゃんが喜ぶデザイン
カラーボールの設計をした和久洋三氏は、カラーボールにさらにフレーベルの思いを盛り込みました。
フレーベルの170年前の文献には、「お椀の形の容器の中や、両手をお椀状にして窪みを作った中でボールを転がすと、
子供たちがとても喜ぶ」と書いてあるそうです。
↓和久洋三氏はこれを参考にして、ボールが飛び出さないお椀状の器をデザインしたのでした。↓
実際に赤ちゃんは、カラーボールをこの器の中で転がすと大喜びして、飽きずに遊び続けます。
大人にとっても、転がす心地よさは格別です。
育児疲れのママの脳にも優しい癒しとなるでしょう。
1歳の赤ちゃんの脳の発達を促す明るい色
赤ちゃんは、生後6か月頃には視力も発達し、色の識別、区別もできるようになっています。
赤ちゃんは「色」から多くの刺激を受けて、脳を発達させています。
人が五感から受ける情報量は、視覚から得るものが約80%と言われており、
さらに、視覚から得る情報のうち、「色」に関するものが約80%です。
3歳頃までは、赤ちゃんに生活の中でできるだけたくさんの色を見せてあげることが大事です。
和久洋三氏が、虹をイメージしてデザインした赤・青・黄・オレンジ・緑・紫の6色のカラーボールは、
自然の中にある色として認識しやすくなっています。
赤、青、黄の三原色について、赤ちゃんは生後6ヶ月頃には認識できるようになっています。
その後さらに、三原色の中間の色、オレンジ、緑、紫も覚えていくわけですね。↓
赤・青・黄・オレンジ・緑・紫の6色のカラーボールは、
幼児期になると、トマト、りんご、レモン、メロン、ぶどうなどに見立てておままごとの材料にするなど、
さまざまな遊びの展開をして、長く愛用できます。
塗料はもちろん、無害・無毒のものを使用しているので安心ですね。
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まとめ
1歳の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ「カラーボール」をご紹介しました。
カラーボールが1歳の赤ちゃんの発達におすすめの理由として、
- フレーベルの教育思想から適していると推奨される「球体」
- 子供たちが喜ぶ、お椀形の容器の中でころがす設計
- 三原色と中間色を合わせた赤・青・黄・オレンジ・緑・紫の6色
これらは、1歳の赤ちゃんの今後の発達のためにとても大切なことです。
さらにもうひとつ、
「子供たちが喜ぶ、お椀形の容器の中でころがす設計」の心地良さは大人にとっても同じで、
ママの育児疲れの解消になる、ということです。
優れたおもちゃは、大人の脳にも癒しになります。
ママがカラーボールを転がして赤ちゃんに見せてあげることで、
親子で楽しく遊びましょう。
カラーボールで、すてきな時間が優しく流れていきます。
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