4月下旬から強くなり始める紫外線・・・
6月から9月の終わりまでが一年のうちで一番紫外線が強い時期ですね。
デリケートな子供の肌を守るためには、どんなことに気を付けて
日焼け止めを選んだらいいでしょうか。
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子供におすすめの日焼け止めは?
子供には肌への負担を考慮すると、次のような日焼け止めがおすすめです。
- SPF15以上
- PA++ ~ +++
- 無香料・無着色
- 耐水性・ウォータープルーフ
- 石けんで落ちる
- ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)
SPFとは?
日焼け止めのSPFは、Sun Protection Factor の略です。
紫外線B波(UV-B)をどのくらい防げるかを0~50の数値で表しています。
紫外線B波(UV-B)は、肌を急激に日焼けさせ、赤くして炎症を起こさせます。
肌の表面に活性酸素を作り出し、活性酸素はメラニン色素を過剰に作るので、
しみ・そばかすの原因になります。
園・学校生活や買い物など日常生活ではSPFは15~20あれば十分です。
SPFの最高値は50ですが、海・山でも20~40で大丈夫です。
1単位は20~25分とされていて、
塗ると20~25分日焼けする時間を遅らせるという意味になります。
つまり、SPF20というと、20~25分の20倍、
つまり400~500分(6~8時間)、
日焼けする時間を遅らせる(日焼けを防ぐ)ということになります。
PAとは?
日焼け止めのPAは、Protection Grade of UVA の略です。
紫外線A波(UV-A)をどのくらい防げるかを +~++++ の4段階 で表しています。
紫外線A波(UV-A)は、時間をかけて肌の深いところまでジリジリと日焼けさせます。
肌の深い「真皮層」にまで達し、「真皮層」に活性酸素を作り出します。
「真皮層」の活性酸素はDNAを傷つけたりコラーゲンやエラスチンを破壊するので、
シワやたるみなどの肌を老化現象を招き、皮膚も黒くなります。
紫外線A波(UV-A)は、雲やガラス窓も突き抜けるので、
室内でも曇り空でも関係なく降り注ぎます。
PAは最高++++までありますが、日常生活の普段ではPAは++、
海・山など夏場の陽射したっぷりの下では+++あればいいでしょう。
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子供には低刺激性の日焼け止めを選びましょう
日焼け止めは生後3ヶ月の赤ちゃんから使えます。
SPFの数値が大きくてPAの+の数が大きいほど効果がありますが、
肌への負担も大きくなってしまいます。
小さな子供の肌には低刺激性のものを求めたいので、
日焼け止めの強さよりも、2~3時間ごとに塗り直すことのほうが大事です。
顔に塗る際の1回使用量はパール一粒分ぐらいです。
香料や色がついているものは肌に刺激になることがあるので、
無香料・無着色のものを選びましょう。
肌に余計な負担をかけないために、帰宅後はすぐに洗って落としたいですが、
このときも専用のクレンジングを使わなくても石けんで落とせるもののほうが
肌に優しいですね。
また、このあとお話する「ノンケミカル」の日焼け止めを選ぶことも
低刺激性の日焼け止めを選ぶ決めてとなるでしょう。
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ノンケミカルとは?
日焼け止めで紫外線吸収剤不使用のものを「ノンケミカル」といいます。
紫外線吸収剤入りは刺激が強く、肌のかぶれなどのトラブルを起こすこともあるので、
子供にはノンケミカルの日焼け止めを選ぶようにしましょう。
私自身、肌が弱く敏感なのですが、紫外線吸収剤入りの日焼け止めを塗ると
どうしてもムズムズしたりかゆくなったりしました。
ノンケミカルの日焼け止めに変えたところ、とてもマイルドでしっとりと心地よく
刺激を感じないので、違いに驚きました。
また、UV-A、UV-Bの両波長を吸収する紫外線吸収剤として使われる
有機系素材「オキシベンゾン-3」は、女性ホルモン作用があるので
2歳以下の皮膚バリアが形成されていない子供への使用は避けなければなりません。
また、紫外線吸収剤として使われる有機系素材「オキシベンゾン-3」、
「オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)」は、
海外ではサンゴ礁に悪影響を与えるとされています。
米国医師会雑誌に掲載された論文によると、
塗った日焼け止めの化学成分が吸収されて血中に入ったもののうち、
スプレーとローションタイプの日焼け止めの化学成分は
塗布をやめても数日間血中濃度が上がり続けたとのこと。
体内に吸収された化学物質が、生殖器や内分泌系に及ぼす悪影響や
発がん性はまだわかっていないのですが、
紫外線吸収剤については不安が伴いますね。
子供のために使う日焼け止めは、安全性にこだわりたいものですね。
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ウォータープルーフならプールの水は汚れない
子供は汗をかきやすいことからも、ウォータープルーフ(耐水性)の日焼け止めがおすすめです。
小学校に入ると、プールの水を汚すという理由から日焼け止めの使用が禁止されることもあります。
しかし、皮膚科のお医者さんたちは、ウォータープルーフの日焼け止めならプールの水を汚さないというデータと合わせて、ウォータープルーフの日焼け止め使用の許可を学校に求めています。
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子供の骨を丈夫にするために必要な紫外線量は?
昔は、現在ほどオゾン層の破壊と紫外線の問題が深刻ではなかったので、
「骨を丈夫にするために赤ちゃんを日光浴させなさい」とよく言われたものでした。
確かに、骨を丈夫にするのに必要な栄養素ビタミンDを作るためには、
日光に当たることが必要です。でも、
丈夫な骨のためには、1日の間で手の甲が15分日光に当たる程度で十分です。
紫外線を浴びすぎると、しわ・しみなどの皮膚老化を早めたり、
将来、皮膚ガンや目の病気(白内障、翼状片、網膜メラノーマなど)を起こしやすくなります。
紫外線と疲れによって抗体値が下がり、口唇ヘルペスを発症することもあります。
学校でプールで日焼け止めの使用を禁止することがあるように、
日本の学校では紫外線対策が先進諸国の中でも遅れていると
皮膚科のお医者さんたちは指摘しています。
紫外線の強いプールではラッシュガードを着せるなど、
出来る限りの紫外線対策をしたいですね。
運動会では生徒の見学席にテントをはるとか、
午前中で終わらせる時短運動会も考えに入れてほしいものです。
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日焼け止めを使うときの注意点と日焼け止めおすすめ2選
日焼け止めを使うときに、他に塗り薬や虫よけを使うときには
どうしたらいいでしょうか。
日焼け止めの前に使う保湿剤や、おすすめ日焼け止め2選についても
ご紹介いたします。
塗り薬や虫よけは?おすすめ保湿剤は?
塗り薬や、虫よけと一緒に日焼け止めを使うときは
塗り薬⇒日焼け止め⇒虫よけ
の順で使うといいですよ。
日焼け止めは肌に負担がかかり乾燥させるので、
塗る前と洗い流したあとに保湿したいですね。
保湿剤も刺激の少ないものを選びたいです。
わが家では、親子ともに汗に弱い肌で、汗の刺激だけでかゆみを起こすので、
ユースキンの薬用あせもジェル を使っています。
無香料・無着色・低刺激性の医薬部外品です。
↓ポンプ式のものが発売されてほしいと願う声があるほど、汗に悩む人々にはうれしい保湿剤です。
おすすめ日焼け止め2選
娘の小学校までの通学路は、炎天下で徒歩30分の道のりです。
娘は紫外線に当たると真っ赤になっても色黒にならないタイプなのですが、
そのようなタイプの子は特に紫外線対策が必要と皮膚科のお医者さんが言っているので、
日焼け止めは次の2つを購入しました。
↓こちらは皮膚科の病院でもよく使われています。ノンケミカルで、塗っていることを忘れるほど低刺激です。石けんで落ちます。
↓こちらは1歳から使えて石けんで落とせます。
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まとめ
子供におすすめの日焼け止めは、肌への負担を考えて
次のことに気を付けて選びましょう。
- SPF15以上
- PA++~+++
- 無香料・無着色
- 耐水性・ウォータープルーフ
- 石けんで落とせる
- ノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)
SPFは、紫外線B波(UV-B)をどのくらい防げるかを0~50の数値で表しています。
PAは、紫外線A波(UV-A)をどのくらい防げるかを+~++++で表しています。
紫外線B波(UV-B)は、肌を急激に日焼けさせ、肌の表面に活性酸素を作り出し、しみ・そばかすの原因になります。
紫外線A波(UV-A)は、時間をかけて肌の奥まで日焼けさせ、肌の深い真皮層に活性酸素を作り、シワ・たるみなどの老化現象を招きます。
日焼け止めで紫外線吸収剤不使用のものをノンケミカルといいます。
子供には低刺激で安全なノンケミカルの日焼け止めを選びましょう。
ウォータープルーフの日焼け止めならプールの水を汚しません。
丈夫な骨の成長のために必要な紫外線量は、1日の間で手の甲が15分日光に当たる程度で十分です。
紫外線の浴び過ぎは、皮膚老化を早め、皮膚ガンなどの病気を起こしやすくするので、子供のころから紫外線対策は重要です。
日焼け止めを使う前と洗い流したあとに、低刺激性の保湿剤を使って乾燥を防ぎましょう。
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