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公園の遊具で安全に遊ぶには?危険を避けて事故・けがを防ぐ心構え

育児

春を迎え、早くもゴールデンウイーク。

公園の遊具で遊ぶことがぐんと増えます。

小学校低学年までの事故もこの時期に最多になります。

登下校時にも注意が必要です。

入学前後の6歳男児のけがが一番多いです。

遊具での危険を避け、安全に遊ぶには、どんなことに気を付けたら良いでしょうか。

 

ランドセルは置いて!

2017年にランドセルを背負ったまま遊具で遊んでいた7歳の男の子が、

公園の遊具の金属製パイプにランドセルが引っ掛かり、その衝撃で首が前方のパイプに圧迫されて亡くなりました。

 

子供が赤ちゃんや幼稚園児のころは、まだ親が心配して近くで見ていることが多いですが、

小学校に入学し、親から離れて行動し始める時期に、

交通事故も増えますが、遊具によるけがも増えています。

小学生でも上級生の事故・けがはぐんと減ります。

上級生ともなると、自分で危機意識が出てくようになるのでしょう。

小学校低学年までは、まだまだ大人からの注意が必要です。

ランドセルが遊具に引っ掛かるとは、大人でもちょっと想像しにくいですが、

ジャングルジムやうんてい、滑り台などの遊具で遊ぶときは、

「ランドセルも通園バックも、水筒も、必ず置いてから」と、大人が子供に教えなければいけません。

 

安全な子供服を選びましょう

こうしたかばんの他に注意しなければならないのは、

洋服のひもです。首回り、腰回り、ズボンのすそなどに、垂れ下がったひもはついていませんか?

滑り台でひものプラスチック製の金具が引っ掛かり、絞められた例もあります。

遊具以外にも、ひもが自転車にからまったり、

電車のドアに引っ掛かったり、踏んで転んだり、危険がいっぱいです。

 

2016年には、子供服のひもの安全規格、JIS規格が定められ、

13歳未満向けの子供服の頭・首回り・裾に垂れ下がったひも、背中から出て結ぶひもなどが禁止されました。

しかし、JISに強制力はなく、関連事業者に対して子供服についての一定の指針となるものであり、

製品の生産・販売の禁止を強制するものではありません。

お手持ちの服で余計なひもがついていないか、確認しましょう。

 

マフラーも危険ですから、我が家ではネックウォーマーを手編みで作りました。

市販のネックウォーマーだと、ひもがついていてしぼるタイプのがありますが、

遊具で遊ぶ可能性があるときは、やはりひものついたものはおすすめできません。

 

フードのついたポンチョを赤ちゃん向けによく見かけます。

うちの娘も愛用していました。

でも、よちよち歩きになったら、遊具で遊ぶときには脱がせたほうが良いでしょう。

大きくなった子でも、フードや、前を開けた上着が遊具に絡まって事故が起きています。

自転車用ヘルメットもひもがついているので、

脱いでから遊びましょう。

サンダルなど脱げやすい靴も注意です。

 

ジャングルジムで遊んでいるとき、長いワンピースを着ていて下が見えず、

踏み外して転落した例もあります。

 

女の子はペンダントなどの首飾りのひも、ハンカチを入れたポシェットのひも外しましょう。

 

状況に応じた安全な服選びは重要です。

子供にも、服はかわいらしさだけでなく、安全性が大事なことを大人が話して聞かせることが大切です。

 

ルールを守ろう

遊具で一番事故が多いのは、滑り台

二番がぶらんこ、三番うんてい、四番ジャングルジム、です。

 

滑り台の場合、下から登って、上から滑り降りてくる子とぶつかって落下し、頭蓋骨骨折する事故もあり、

ルールを守らないとたいへん危険です。

滑り台で自転車をこいで滑り降りて、自転車ごと転落した例もあります。

ルールを守ることと、正しい遊び方をするように、日頃から大人が子供によく言い聞かせてあげましょう。

 

我が家ではベネッセのこどもちゃれんじを赤ちゃんのときからやっていて、

その教材で公園でのルールを絵本やDVDで楽しく教えてくれました。

滑り台のルールも「♪じゅんばん じゅんばん じゅんばんばん♪」

繰り返し歌って何度も教えてもらったので、

よちよち歩きの娘は最初、滑り台のことを「すべりだい」ではなく「じゅんばんばん」という名前だと勘違いしていたくらいです。

小さい頃から愛情こめて教えると、素直に聞き入れてくれます。

 

遊具の怖い思い出

私が小学生の頃、三人の友だちが団地の公園で大怪我をしました。

滑り台箱形ブランコで事故が起きたのです。

 

滑り台の上のところで、男の子がふざけて女の子二人を押し、

その女の子二人は手すりを超えて地面に転落し、

ひとりは鎖骨骨折、もうひとりは足のすじを切る大怪我でした。

 

箱形ブランコでは、一人の男の子が、外側からブランコの背面を押して勢いをつけていたところ、

滑ってそのまま全身がブランコ底部と地面の狭い間に挟まってしまい、

あごの骨を複雑骨折し、何か月も入院したのでした。

私自身もヒヤッとしたことがあります。

回転ジャングルジムに外側から登ってつかまっていると、

友だちが急に力一杯ジャングルジムを回転させたので、

私は吹っ飛ばされて地面にたたきつけられました。

幸い、うまく受け身をとったので、擦り傷で済みましたが、かなり怖かったです。

 

箱形ブランコは最近見かけなくなりましたが、

回転ジャングルジムは近所の公園二つにそれぞれあります。

私の小学校では、けがが相次いだため、

回転ジャングルジムの底部に土を盛って固定し、

普通のジャングルジムにしてしまいました。

 

遊具で遊ぶことで養われる平衡感覚や危機意識など、

子供の発達に役立つ面もありますし、

公園から遊具をなくしてしまうのではなく、

大人が子供に正しい遊び方とルールをよく教えて、

見守っていけたらと思います。

 

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