入園入学、クラス替え、新しい環境で4月からがんばってきた子供たち・・・
さりげなくストレスがたまって疲れてちょっとしょんぼりするのが5月です。
そんなとき、親子で調理活動をすることは
子供の心に緊急避難基地を作ることになります。
前回は、連休のお出かけの合間にホットケーキを作るお話をいたしました。
連休の過ごし方!ホットケーキを子供と作ると脳力アップ?カルピスもいっしょに!
今回はもう少し手の込んだパン作りをご紹介します。
フライパンでできる米粉のパン作り
小麦アレルギーのある子どもたちのために
米粉で作ったパンが人気です。
アレルギーがなくても、近年米粉のパンは
グルテンフリーということで大人にも人気ですね。
おうちで簡単に作れます。
こねずに混ぜるだけで簡単なので、混ぜるのが好きな子どもたちが
大活躍できますよ。材料を計るのもお子さんがやってみましょうね。
イーストの働きで膨らむのが、子どもたちにはまたおもしろいでしょう!
直径20㎝のフライパンと耐熱性ガラスのボールを使います
テフロン加工の直径20㎝のフライパンを準備しましょう。
後半でお話する「フライパンで作るちぎりパン」も
同じく直径20㎝のテフロン加工のフライパンを使います。
ふたも準備してください。スーパーの調理器具コーナーで
ふたはいろんなサイズが別売で販売されています。
下の写真はわが家で愛用の直径20㎝のテフロン加工の
フライパンとふたです。
使用するボールですが、
電子レンジにかけるので、アルミやステンレス製のボールは使えません。
電子レンジOKの陶器のボールや、
耐熱性ガラスのボールがいいでしょう。
米粉は共立食品のものを・・・
いろいろな会社から米粉が販売されていますが、
粒子の細かさや水分量などそれぞれかなり違います。
今回ご紹介するレシピを友人に伝えたのですが、
私が使った米粉の会社と違うところの米粉を使ったので、
とても固くなって大失敗してしまいました。
おすすめする共立食品の米粉はスーパーでよく見かけますが、
Home made CAKE 共立食品米粉倶楽部 米の粉(280g)
米粉のパンの材料と作り方
【材料】
直径20㎝のテフロン加工フライパン1つ分
- 共立食品の米粉・・・200g
- 片栗粉・・・・・・・50g
- 豆乳・・・・・・・・50g
- 水・・・・・・・・・150g
- オリーブ油・・・・・10g
- 砂糖・・・・・・・・15g
- 塩・・・・・・・・・3g
- ドライイースト・・・3g
【作り方】
① ボールに豆乳・水・オリーブ油を入れて、
電子レンジ600Wで、40秒かけます。
② ドライイーストを入れて混ぜます。
③ 砂糖・塩を入れて、混ぜます。
④ 米粉・片栗粉を入れて混ぜます。
ゴムベラなどでダマがなくなるまでよく混ぜますが、
ボールの底に米粉・片栗粉が沈みやすいので、
ボールの底からしっかりとよく混ぜましょう。
⑤ ④のボールを、電子レンジ200Wで30秒かけます。
⑥ ⑤をフライパンに流し込み、表面を平らにし、ふたをして
弱火で20秒だけ火にかけ、消します。
そのまま20分おきます。
⑦ 20分たってふたを開けると、発酵して膨らんでいます。
子どもたちは膨らむのを見るのがおもしろくて大好きですね!
ふたをしたそのままの状態で弱火にかけます。
片面10分焼いて、ひっくり返してさらに10分焼いてできあがりです。
ひっくり返すのがちょっと難しいので、ここはママがやってみましょう。
コツは、フライ返しをフライパンに添って差し入れ
パンを持ち上げながら、焼けていない面をそのまま上にした状態で
お皿に移します。そこへフライパンをかぶせ、
お皿ごとひっくり返すと、崩れずにひっくり返せます。
包丁で8等分に切って、厚みの真ん中に切り込みを入れて、
ジャムをはさんだり、ハムやレタス、きゅうりをはさむとおいしいです。
娘はいちごジャムをはさんで食べるのが
とても気にいったようです。
日にちがたつと固くなりやすいので、焼けたらなるべく早く
その日のうちに食べきりましょう。
フライパンでつくるちぎりパン作り
パンをフライパンで焼けるというのが手軽なので、
この米粉のパンを何度も作ったのですが、
ふつうに強力粉を使ったパンもフライパンで焼けるのを知って
「ちぎりパン」も作るようになりました。
高山かづえさんの『フライパンちぎりパン』が簡単!
写真は雑誌オレンジページ2016年9月17日号の
特別付録で私の愛用のものですが、
オーブンなしで焼けるフライパンちぎりパン (ORANGE PAGE BOOKS) [ 高山かづえ ]
特別付録では30レシピでしたが、
こちらの本では48レシピに増えています。
米粉のパンのときのように
直径20㎝のテフロン加工のフライパンとふたを使います。
作り方はとても詳しくわかりやすく書かれています。
最初に強力粉などの材料をボールに入れてこねていきます。
生地を作業台に取り出す前に、
ボールの中でだいぶこねてまとまってきてから
作業台に出したほうが扱いやすいです。
作業台を使わずにボールの中だけで生地をこねてパンを作る人もいるそうですから!
また、作業台に出してからこねるとき、
パン生地を作業台に叩きつけてこねるのを
テレビで見たことがあるのですが、
そんなに乱暴に叩きつけないでも、
ただぐーっと伸ばして、丸めて戻すことで十分というお話を聞いたことがあります。
子どもたちが楽しくこねて、あとはママがもう少しよーくこねれば
そんなに肩に力を入れなくても、楽しくおいしいパンが焼けますよ。
基本のちぎりパンからアレンジいろいろ
基本はなにもトッピングしていないプレーンな
ちぎりパンです。
フライパンで発酵させる段階では
生地を4等分にして丸めて、フライパンに並べるのですが、
二次発酵の段階では、生地を16等分に丸めて並べ、
そのまま写真のように焼き上げるのです。
この基本のちぎりパンに、
板チョコをとかしてスプーンで格子状にかけ、
スプレーチョコをまぶしたのが下の写真です。
幼稚園年長の、最後のお弁当持ち寄りパーティーに
持って行ったり、
転勤してしまう先生に丸ごとあげて感激されたり、
思い出深いパンです。
他には、焼き上げった基本のちぎりパンに
クッキー生地を貼り付けて、
バターナイフなどで線を入れてトーストで焼くと、
ちぎりメロンパンができます。
うちには手頃なトーストがなくて、
オーブンで焼きました。
クッキー生地を作ったり、フライパン以外にオーブンも使ったり
けっこう手間がかかるのですが、
娘はこのメロンパンが大好きです。
メロンパンが自宅で自分でも焼けるというのが、
ママには感動でした。
子供と料理するときのひと工夫!おもしろく楽しく!
子どもたちが喜ぶ調理の作業は
混ぜたり計ったりの他に、
ギョーザで包む作業も夢中になりますね。
隆祥房(りゅうしょうぼう)のいきものギョーザは
娘が幼稚園の年長のときにすごく楽しく作れました。
キツネ、ウシ、ライオン、ゾウ、カメ、魚などのいきもの
太陽とかロケットもあります。
隆祥房のHPに包みかたが出ていますよ。
子どもが喜ぶクッキー作りでも
ちょっとしたひと工夫ができます。
小学校に入って漢字を習い始めて苦労しているときは
クッキー生地を粘土のように使って
細長く棒状にして、
「漢字クッキー」を作ると、子どもの漢字苦手意識が
やわらぐそうです。
娘は作る気まんまんなので、この連休は漢字クッキーを作ることになりました!!
じっくりと子どもと向き合って
楽しい思い出をたくさん作りましょうね!
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