離乳食にはちみつを使ってはいけない話は、ママたちの間にだいぶ浸透してきています。
はちみつにはボツリヌス菌があるので、一歳未満には与えてはいけないという理由です。
私は家庭料理では、ずっときび砂糖を使ってきました。
きび砂糖についても、ボツリヌス菌が心配なので使ってはいけないとする声がある、
ということを最近知ったのですが、ほんとうのところはどうなのでしょうか。
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我が家の愛用は日新製糖の【きび砂糖】
娘が生まれる前から我が家では日新製糖のきび砂糖を使っていました。
そこで日新製糖のホームページを見てみました。
- 120℃4分以上に相当する加熱処理がしてあること
- この過程でボツリヌス菌は死滅、無害化すること、
- これまでの定期検査でボツリヌ菌を検出したことはないこと
が書かれていました。
このように安全性がしっかりと明記されています。
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【きび砂糖】一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事(中田家庭保育所施設長)中田馨先生もおすすめ
一般社団法人離乳食インストラクター協会代表理事(中田家庭保育所施設長)中田馨先生は、
離乳食では調味料はほとんど使わない、だしを使っていればおいしい離乳食ができるとした上で、
一歳過ぎてからほんのり風味付け程度に使う砂糖はてんさい糖の他にきび砂糖を勧めておられます。
しかし、3歳までは、甘いお菓子も控えましょうというお話です。
黒砂糖は、はちみつ同様ボツリヌス菌が混入している可能性があるので、一歳過ぎてからにすること、
上白糖、三温糖は、化学薬品で精製されているので、身体によくないので、子どもも大人も控える、としています。
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【メープルシロップ】わだ小児科クリニック和田直樹先生おすすめ
わだ小児科クリニック和田直樹先生のおすすめは、メープルシロップです。
メープルシロップはボツリヌス菌の心配がありません。
はちみつに似ているように見えますが、カエデの樹脂で作られ、十分に加熱殺菌されている天然無添加甘味料で、アレルギー反応が起きる心配も少ないです。
妊娠、授乳中も安心、10ヶ月を過ぎれば赤ちゃんにあげられます。
離乳食後期は小さじ2/3程度
1歳で大さじ2/3、
3歳になってやっと大さじ1杯ほど与えられます。
最初は、アレルギーがないか、湿疹などが出ないか確かめつつ少しずつあげましょう。
甘味が強いのでいきなり直接なめさせてはいけません。
最初は離乳食に少しだけ混ぜるだけにします。
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ボツリヌス菌とは?
細菌のひとつで、熱に強く、酸素に弱いですが、低酸素の中では増殖し、毒素を生みます。
海、湖、川など泥砂のなかにいます。自然界の毒素の中では最強です。
厚生労働省によるとボツリヌス菌は大人の腸内では他の腸内細菌に負けるので、普通は何も起きませんが、赤ちゃんはまだ腸内環境が整っていないので、ボツリヌス菌が増殖して毒素を出すのです。
ボツリヌス菌は熱に強いので、1歳未満の赤ちゃんにはちみつやはちみつ入りの飲み物・お菓子をあげないようにします。
1歳以上は大丈夫です。
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離乳食に日新製糖きび砂糖はボツリヌス菌検出なしで安心!メープルシロップもおすすめ!まとめ
うちの娘には、2歳ごろまでは甘いお菓子は避け、なるべく薄味で、素材の旨味を教えるようにしたせいか、娘自身、ご飯のふりかけも好まず、すりごまさえかければなんでも食べるとか、甘いアイスクリームよりヨーグルトのほうが好きとか、味覚形成に良い方向に育ってきたと思います。
きび砂糖使用は問題なかったですが、そのきび砂糖さえ使いすぎないようにしてきたのは正解でした。
ホットケーキを作るとき、メープルシロップを使っていましたが、焼き上がったあとにかけるのではなく、焼く前の生地に少量入れて使い、原液の強烈な甘味を直接舐めないようにしていたのも良かったと思います。
小学一年生の今は、普通子供が嫌がるしいたけやピーマンなどが結構好きで、スーパーの野菜売り場でもいろいろな野菜の匂いに敏感だったり、味覚だけでなく嗅覚もしっかり鋭敏に発達しています。
チョコレートは好きですが、食べ過ぎることはなく、自分でセーブできるのは見事だなと感心します。
使い過ぎないようにすれば、きび砂糖もメープルシロップも、味覚の発達を妨げることはありませんよ(^^♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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