高齢出産の妊娠中の便秘にはさつまいも!アロエはダメ!

妊娠

妊娠中は便秘に悩むことが増えてきます。

そんなとき味方になってくれるのが「さつまいも」です!

妊娠中に必要な栄養がたくさん詰まっているさつまいもについて、

「いもきんとん」の作り方と合わせてご紹介します。

また、妊娠中の便秘にはアロエはNGという点についても

触れていきたいと思います。

 

妊娠中の便秘の原因は?

私は妊娠中、ものすごく便秘に悩んだので、

産科の先生が酸化マグネシウムというお薬を

処方してくださいました。

妊娠中はホルモンの働きで腸の動きが低下してしまうのです。

また、子宮内の羊水を貯めるために体内の水分を使うので、

水分が不足しやすく、便が硬くなりやすいのです。

おなかの子が成長するにつれて

子宮からの圧迫でますます腸の働きは低下します。

 

妊娠初期のまだおなかが目立たないうちから

便秘に悩んだので、なんとかしなくてはと、

アロエは妊娠中NGということを知らずに、

ヨーグルトにトッピングするタイプのアロエの小袋を

お店のヨーグルトコーナーで買って、

ヨーグルトにかけて一生懸命毎日食べていたのですが、

産科の先生に

「アロエは羊水が濁るからダメだよ」と

教えられ、びっくりしてやめました。

妊娠中は食材に気を付けなければならないと

痛感したのです。

さつまいもは妊娠中も安全でおすすめです。

 

妊娠中は便秘のためにアロエはダメ!

愛知県薬剤師会 薬事情報センターによると、

アロエについて次のようなことが記されていて、

「羊水が濁るよ」という産科の先生のお話の意味が

わかりました。

アントラキノン誘導体・・・ダイオウ、センナ、アロエ

生薬に含有されている配糖体が、大腸を刺激して、蠕動を高め排便を促す。

連用すると耐性が増し、薬に頼りがちになるので長期投与は避ける。

急性虫垂炎、腸出血などの急性疾患、月経時、授乳婦、痔疾患のある場合は使用を避ける。

また、アロエにおいては、妊娠中の投与により胎児が脱糞して、

子宮内を汚染するので禁忌である。

・・・

愛知県薬剤師会 薬事情報センター

妊娠中、アロエを食べると羊水が濁るというのは

こういう意味だったんですね。

胎便によって羊水が濁ると、

胎児の呼吸がうまく行われなくなり、

肺炎・肺気腫・肺気胸など呼吸器のトラブルの

原因となり、最悪窒息してしまうので

恐ろしいです。

また、アロエの皮に含まれるアロインは、

子宮を収縮させるので、流産・早産のリスクを高めてしまいます。

そして、このアロインという成分ですが、

血液をとおして胎児が摂取すると、

胎児の腸の動きが活発化して、

子宮内で胎便が出てしまう恐れが出てくるのです。

妊娠中はアロエを食べるのはやめましょう。

 

高齢出産の妊娠中におすすめのさつまいも

さつまいもは便秘に効く!

さつまいもは妊娠中も安全です!

さつまいもの食物繊維は水に溶けにくく、

それによって腸の動きを助け、

便意に結びついて便が出やすくなります。

そして、さつまいもを輪切りにすると出てくる

白い乳液の成分は、「ヤラピン」といって、

さつまいもにしか含まれていない成分で、

胃の粘膜を保護したり、腸の蠕動運動を促進したり、

便を柔らかくするといった作用があるのです。

さつまいもは、食物繊維とヤラピンの相乗効果で

便秘に効くのです。

 

ダウン症の予防に必要な葉酸が含まれています

さつまいもは、妊娠中に必要な栄養もたっぷりです!

注目すべきは、さつまいもの「葉酸」です。

 

わかめやほうれん草に多く含まれる葉酸が、

特に妊娠初期には必要なことが明らかになっています。

 

葉野菜の葉酸は加熱調理に弱いのですが、

さつまいもの葉酸は加熱調理に強いのです。

 

葉酸は、おなかの赤ちゃんが

新しい細胞を作って体の組織を形成していく過程で

不可欠な栄養素です。

厚生労働省は、妊娠中、

日本人が通常の食事で摂れている葉酸240μgに加えて、

サプリメントで400μgの葉酸を摂ることを奨励しています。

 

葉酸摂取奨励の始まりは、

1989年にアメリカの医学誌『JAMA』で

妊娠初期の女性が葉酸を推定量摂ると

ダウン症発生のリスクが抑えられるとの

発表があったことによるのです。

 

高齢出産とは、35歳以上での出産ですが、

35歳ごろからダウン症になる確率は右肩上がりに高くなります。

 

アメリカでは葉酸摂取の意識が高く、

女性は高校生のうちから葉酸摂取に努めるそうですが、

日本の意識はまだまだ低いのが現状です。

わが家の娘はまだ小学生ですが、

葉酸という栄養素は大事なんだよ、と日頃から教えて、

さつまいもをはじめ、カボチャやほうれん草などを

好きになるように努めています。

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妊娠中さつまいもを食べるときの注意点

さつまいもについているはよく洗って落としましょう。

にはトキソプラズマ菌がついていることがあり、

妊婦さんは通常の20倍感染しやすいのです。

妊娠中にトキソプラズマ菌に感染すると、

胎盤を通して胎児にも感染してしまって、

早産・流産の原因にもなるのです。

よく洗うことでトキソプラズマ菌は落ちます。

妊娠中は安全のために、

紫色の皮はむいて食べないようにするのもいいですね。

さつまいもの皮をむいて作った「いもきんとん」の

作り方をご紹介します。

 

 いもきんとんの作り方はとても簡単です

さつまいもは電子レンジで加熱

さつまいも中2本は、

皮むき器で皮をむいて、

ができるように大きめの乱切りします。

電子レンジにかけるので、電磁波がに当たることによって、

薄切りよりも早く中まで加熱されます。

切ってそのままにしておくと、

アクで黒く変色するので水につけます。

 

水をきって、大きめのシリコンスチーマー(耐熱容器)に入れ、

(産後、赤ちゃんのお世話で忙しいときに便利なのが

このシリコンスチーマーです!)

濡れたキッチンペーパーをいもにかけて蓋をし、

600Wで10分電子レンジにかけます。

濡れたキッチンペーパーをかけることによって、

しっとりと蒸しあがります。

 

加熱が足りないようなら1分ずつ様子を見ながら

加熱時間を追加します。

竹串がすっと通るようになったら、

濡れたキッチンペーパーを捨てて、

マッシャーでさつまいもをつぶします。

 

妊娠中から産後の加熱調理にシリコンスチーマーがとても便利!

写真は愛用のシリコンスチーマーです。

妊娠中はお料理も家事も手軽にしたいです。

産後は赤ちゃんのお世話に時間をとられるので、

ガスをつけてもその場を離れるのは安全のためには

望ましくないので、

シリコンスチーマーで電子レンジ調理が便利です。

 

妊娠中は特に電子レンジの電磁波が気になるようでしたら、

加熱中はキッチンを離れて隣りのお部屋にいてもいいですね。

 

シリコンスチーマー、何種類か買ったけど、

この大きさのシリコンスチーマーが一番

使い勝手がいいです。

直径21㎝、高さ8、5㎝です。

 

シリコンスチーマーで野菜やご飯を加熱すると、

他の耐熱容器を使うよりも

不思議においしくできあがるのです。

 

甘みはきび砂糖とメープルシロップで

加熱してつぶしたさつまいもには、

きび砂糖小さじ一杯とメープルシロップ大さじ1/2杯をかけて

混ぜながらさらにつぶします。

産後、おなかの赤ちゃんが成長して

離乳食を始めたときに

メープルシロップを覚えておくと便利です。

わだ小児科クリニック和田直樹先生によりますと、

メープルシロップは1歳未満の10ヶ月頃から与えることができます。

ほんの少しから、アレルギーがでないことを確認しながらつかいます。

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離乳食を始めてすぐの頃は、さつまいもを甘味料なしで

つぶして少しずつあげることから始めます。

 

ホクホク感を残して丸めよう!

完全になめらかでなくても、

多少粗いほうがさつまいものホクホク感がでます。

娘はこのホクホク感が大好きです。

カレースプーン一杯ずつすくってサランラップで包んで丸めます。

おなかの赤ちゃんが生まれて成長したら、

いもきんとん、いっしょに丸めて作ってくださいね。

ママといっしょにお料理、すごく喜びますよ!

保存はサランラップでひとつひとつ包んだまま、

大きいタッパーに入れて冷蔵庫で保存し、

食べるときは二つ当たり電子レンジ600W20秒ぐらいかけると

ほんのりあたたまりおいしいです。

 

水分といっしょに食べよう!

さつまいもの食物繊維は水に溶けにくく、

水分を吸収しやすいので、

いもきんとんを食べるときは

水分もいっしょにたっぷりとりましょう。

ノンカフェインのルイボスティーなどがおすすめです。

妊娠中は子宮内に羊水を貯めようと

体内の水分を使い、いつもより

水分を必要としていますから、

さつまいもにも水分を吸収されてしまうと

便が硬くなってかえって便秘になってしまいます。

 

おやつにいもきんとんを食べるときは、

1つか2つを水分といっしょに

よく噛んで食べましょう。

 

 

親子で楽しむ愛のいもきんとん!

 

いもきんとん、

おなかの赤ちゃんが生まれて大きくなったら

親子で味わってくださいね!

妊娠中は

「これは、さつまいもデス。」と

さつまいもの味とイメージを心でおなかの子に

伝えると、とても楽しい胎教になりますね!

うちの娘は小さい頃は少食で、

まずはカレースプーン一杯を丸めた大きさで

ひとつ食べさせることを努力しました。

娘は素朴な味が気に入ったようで、

幼稚園にいくようになってもお弁当にいつも二つ入れていました。

お弁当に入れるときは、サランラップは外して入れます。

お友達に「これなあに?」と聞かれると、

「お母さんのいもだよ」と答えているよと、よく話してくれました。

小学2年生になった今も、娘はこのいもきんとんが大好きです。

おなかの子が生まれてからの将来を想像して

楽しくいもきんとんを食べましょう!

いもきんとんは親子のおいしい味方です!

 

 

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