娘は赤ちゃんのときからひどい便秘に苦しむことが多く、夜中に便秘が原因で38℃の発熱のために、時間外で病院に連れていったことがあるほどでした。
途中から苦労した離乳食時代
1歳の誕生日直前に風邪をひいて高熱がでて、母乳しか受け付けないときがありました。
それまでに離乳食はとても順調に進んでいて、肉・魚・卵・野菜・根菜などすりつぶしたものをなんでも食べたものでした。
ところがこの1歳の誕生日前の風邪を境に、離乳食は振り出しに戻り、さらにはっきりと好ききらいがでて、
白いご飯以外何も食べなくなったのです。
すりごまをかけたご飯は食べます。
ご飯以外は、食パンを牛乳に浸して作るパンがゆや、
市販のアンパンマンのスティックパンとか、蒸しパンなど、炭水化物は食べました。
ナポリタンのスパゲッティも食べるようになりましたが、
野菜を食べてくれないのです。
野菜を食べる子は褒められるけど、野菜を食べれないとママが怒られる・・・
かかりつけ医の先生は私を責めることなく、排便するおなかの力がつけばだんだん便秘はよくなりますよと励ましてくださいましたが、
その病院のとなりの薬局の薬剤師の年配の女性にしかられることが多くて困りました。
野菜をよく食べる子のことはすごく褒めるのですが、
うちのように野菜が苦手な子にはそのママをしかってくるのでした。
でも、いくら責められても、嫌がる子の口を無理に開けることなんてできませんし、
ほんとうにつらかったです。
どんなに工夫しても食べない時期があるのです。
まわりの人は、ママを責めないでほしいですし、ママは自分を責めたりしないでほしいです。
スーパーのお惣菜にヒントを得ました
離乳食を卒業してもまだ便秘症は続き、野菜嫌いも続行中でした。
まだ幼稚園入園前の小さな娘がどんな味を好むのか、試行錯誤する中で、スーパーのお惣菜もいくつか買ってきて試してみる中で、
春雨ときくらげとにんじん、きゅうりをごまあぶらとお酢であえたサラダなら、
その中のにんじん、きゅうりを好んで食べるようになりました。
「これだ!」と思い、にんじんときゅうりのナムルを作ると、喜んで食べました!
にんじんときゅうりのナムル:作り方
材料(いつもほんとうにアバウトに作っているので、好みで酢を増やしたり、きゅうりを2本にしたり、お好みでアレンジしてくださいね)
にんじん 1本
きゅうり 1本
塩少々
砂糖 小さじ2杯
ゴマ油 カレースプーン2杯
酢 カレースプーン2杯
①きゅうりは薄い輪切りにして塩少々をまぶし、柔らかくなるまでしばらく待ちます。
②にんじんは千切りにして耐熱性の器に入れ、蓋をして電子レンジ600Wで2分40秒、加熱します。
③加熱したにんじんに砂糖、ゴマ油、酢を入れて混ぜます。
④塩をまぶして柔らかくなっているきゅうりをボールで3回くらい水をかえて洗います。水をかえるたびにしぼります。こうして余分な塩分を抜き、ほんのりと塩味がするくらいにします。
⑤ ③の味付けしたにんじんと、④の塩もみしたきゅうりを混ぜて出来上がり。
きゅうりの保存方法、長持ちさせるには?
きゅうりはただビニール袋に入れて冷蔵庫に入れておくだけと、すぐ溶けたようになって痛みます。
買ってきたら、1本1本キッチンペーパーで包み、さらにそれをラップで包んで冷蔵庫の野菜室に入れましょう。
なるべく早く食べきるのが理想ですが、こうすれば長持ちします。
にんじんは便秘解消にもってこいの食材
スーパーのお惣菜からたまたまヒントを得て作ったにんじんときゅうりのナムルですが、
最近、にんじんが便秘解消にとてもよいと知りました。
以下は、『がんこな便秘を治す100のコツ』主婦の友社 で、天使大学大学院非常勤講師 落合 敏先生のお話です。
にんじんは食物繊維が豊富で、この食物繊維が便の量を増やして余分な脂肪やコレステロールを吸着し、便といっしょに排出します。
特ににんじんの食物繊維は便のかさを25%も増やすので、便秘解消に効果が期待できます。
また、にんじんは食物酵素が多いです。食物酵素とは、すべての生きものが本来持っている酵素のことで、これによって新陳代謝が活発になります。
βカロチンも多いことも、新陳代謝の働きをよくします。
ビタミン・ミネラルがたっぷり含まれていることから、体内の酵素の働きを促進し、新陳代謝が活発になります。
特にビタミンBxは整腸作用が高いです。
このようなにんじんに加えてゴマ油、酢が血流を良くし、アミノ酸の吸収を良くするのです。
にんじんとゴマ油、酢の組み合わせは便秘解消にぴったりのメニューだったのです。
小学生になった今も食べています
幼稚園に入ったころも特にこのにんじんときゅうりのナムルがお気に入りで、
幼稚園の先生に「にんじんきゅうりおいしいね」と言ったそうです。
先生は「ん?にんじんきゅうり?」と首をかしげていたそうです(笑)
うちではナムルと言わずに「にんじんきゅうり」と言っていたのです。
赤ちゃんのときから、ごまが好きだったので、ごま油の風味が好みに合ったのかもれません。
今もチャーハンを作るとき、ケチャップよりも、ごま油とお醬油味が好きです。
子供の好みの味をいっしょに見つけていくことも、
離乳食の時期からの楽しみですね。
なかなか食べなくても、必ず食べれるようになりますから、気長に待ちながら寄り添っていきましょう。
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