妻が切迫早産で入院!そのとき夫は?!夫は一番の支えです

妊娠

以前、42歳で出産したお話をしましたが、

その出産前の2ヶ月間、

切迫早産で長期入院したときの体験談はこちらです。

>>高齢出産!切迫早産入院は避けられない?24時間点滴体験談!急な入院に備えましょう

24時間点滴の恐怖と戦い、

心身ともにボロボロになる入院生活でした。

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毎日のようにお見舞いに来てくれた夫に感謝

仕事でたいへんなのに、

毎日夕方から夜、

お見舞いに来てくれる夫にほんとうに愛を感じました。

他の切迫早産入院の妊婦さんたちのご主人たちも、

毎日のお見舞いを宣言して必死に通っていました。

ご主人が風邪をひいてお見舞いに来れないと、

我が事のように互いに心配して、

みんなで夫婦で乗り越えるという気持ちで耐え忍んだのです。

夫の会社の昼休みには、

病棟内の電話コーナーの個室をみんなで順番に待って、

携帯電話で通話しました。

ある日、同室の妊婦仲間でおしゃべりをしていて、

「私だけじゃなかったんだあ」と驚くことがありました。

それは、

夫と電話で話すと、

声を聞いて早いときは1分でトイレに行きたくなる

という話です。

妊娠中は便秘が深刻な苦しみなのですが、

入院中は24時間点滴の恐怖と

プライバシーを守りきれないストレスも加わり、

ほんとうに深刻な便秘症になります。

ところが入院中の妊婦さんの多くは、

電話で夫の声を聞くと便秘が解消されることが多いのです。

夫の声を聞くと安心してリラックスできて

胃腸が活発に動き出すのを実感しました。

入院中、夫が最高の便秘薬なのです!

 

「パパがね、

おまえなんのために電話してきたの~~と言って笑うのよ~」と

ひとりの妊婦さんは楽しそうに笑いながら話してくれました。

便秘解消は愛の証です。

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がんばりを認めてもらうと力が出る

入院中、看護師さん助産師さんから

「赤ちゃんのためにがんばって」と

何回も何回も耳にタコができるほど言われました。

でも、「赤ちゃんのために」だけをず~っと言われ続けるのも

つらくなるのです。

24時間点滴で、

特に私は血管が刺しにくくて10回刺し直してやっと成功するとか、

まるでぬいぐるみのようでしたし、

点滴アレルギーで全身発疹激しいかゆみなど、

身動きできない体で拷問でしたから、

「赤ちゃん」「赤ちゃん」とばかり言われ続けると、

自分が人間ではなく赤ちゃんの入れ物のような気がしてくるのです。

物扱いされているような気分になりました。

さらに、ママの苦しみはどうでもいい、赤ちゃんさえ助かればいい、

と言われているような気がして怖く、悲しく、

絶望的な気分になりました。

まるで実験用モルモットにされた気分でした。

「痛い」「悲しい」「痛い」「悲しい」の繰り返しになりました。

私の夫は「赤ちゃんのためにがんばって」とは言いませんでした。

お見舞いに来るたび、

十分にがんばってるじゃないかと言葉少なにそばに座っていてくれました。

そして、ひとりの助産師さんが

「こんなに苦しい思いをして産むんだから、

ほんとにいい子が生まれますよ。」と言ってくれました。

切迫早産入院なしで産む人よりずっと苦しんでいると言ってくれました。

苦しみを認めてくれるその言葉に、

やっと今の苦しみに意味があると思えました。

ただ苦しむだけじゃない、苦しんだ分、喜びも大きいのだと。

切迫早産入院しない妊婦さんだって、

つわりは苦しいし、妊娠は負担がかかるはず。

ストレスと出産の不安で

「赤ちゃんなんてもういい!」と

やけくそになって言う人もいると聞きました。

でも、頭ごなしに

「赤ちゃんのためにがんばりなさい」とは言わないで、

「つらいね、がんばってるね、きっといい子が生まれるよ」

声をかけられたほうが、ほっとすると思うのです。

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きんもくせいの花

夫は病院に来る途中で

きんもくせいの小さな花を

小瓶に入れて持って来てくれました。

病棟に閉じ込められて外の空気が吸えない状態でしたので、

外界の自然を感じることはものすごく気分転換になり、

生命力を感じ、優しい気持ちになれます。

忙しい看護師さん助産師さんたちが

それを見ていっしょに癒されていました。

それから夫は、

小さくて白い動物オコジョのぬいぐるみをベッドに持ってきてくれまして、

これは病室のお掃除のお仕事をしてくれるおばちゃんが

とてもかわいがって喜んでいました。

夫が、妊婦さん向けの雑誌とか、

料理の雑誌オレンジページとか、

勉強になるものや

日常を感じるものを持ってきてくれたことも

ほんとうに助かりました。

私が赤ちゃんのための編み物をしていたので、

材料の毛糸の補充を買ってきてくれたり、

本を持ってきてくれたり・・・

 

夫婦でソフロロジー式分娩についても話し合いました。

>>ソフロロジー分娩で痛みと出産の恐れを乗り越える!CD紹介

夫は、雑誌で見たソフロロジー分娩のCDの注文をしてくれたり、

ほんとうにがんばってくれました。

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洗濯は病院でできたけど・・・

私は点滴台を引きずりながら廊下を歩くことは許されましたが、

もっと重症の妊婦さんは、自分の病室から一歩も出られません。

給湯室にさえ行けないので、

水筒に毎朝、看護助手さんがお茶を汲んできてくれました。

 

コインランドリーが産婦人科病棟内にもあったので、

動ける妊婦さんは洗濯はそこで自分でやりましたが、

重症の妊婦さんは夫や家族の人が洗濯してあげていました。

こうした洗濯をはじめ、

普段通りの生活ができないことは大きなストレスでした。

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出産後最初の誕生日プレゼントはロクシタンのハンドクリーム

妊娠中からたくさん夫のお世話になりましたが、

出産後も私のことをいろいろと心配してくれました。

出産後の最初の誕生日には、

家事・育児で手荒れのひどい私に

ロクシタンのハンドクリームをプレゼントしてくれました。

 

ロクシタンのクリームは今でもお気に入りです。

その後も母の日ホワイトデーなどにプレゼントしてくれています。

ロクシタンの優しい香りがしてくると、娘が生まれた喜びと、産後の苦労を思い出し、

とてもなつかしい、優しい気持ちになります。

 

夫がいつもいっしょに考えて取り組んでくれるのが心強いのです。

ときどき全然的外れなことを言ったりしたりもするのですが、

それもまたおもしろいですね。

男と女は違うけど・・・

男と女って、ほんとうに感じ方が違うと思うんです。

湯吞みひとつにしても、

夫の大きな湯吞みは私にはすごく重く感じて両手で持ちますが、

夫は片手で軽々と持ってお茶を飲みます。

湯吞みひとつでこんなに生きてる世界が違うんです。

 

いっしょに歩いても、歩幅は夫の背が10㎝高い分、

足も長くなるから一歩がやたらと長いです。

私はいつもなんとなく駆け足に近くなります。

 

女は共感を強く求めるけど、男の反応はなんだか理屈っぽい。

理屈っぽいのに自分の言っていることには共感を求めてくる・・・

 

友人が、男と女は違う生き物よ、と言ったけど、

ほんとうにその通りだと思います。

しかし、思いやりの心は不思議に両者をひとつに融合させるのです。

妻はなるべく具体的に、

夫に求める助けを言葉で伝えないといけません。

黙っていて察してほしいというのでは伝わりません。

 

ターミネーターのロボットが、

少年と触れ合って人の感情がわかり始めるように、

夫は妻と触れ合って、

思いやりのコミュニケーション術がより一層深く

耕されていくのですね。

 

 

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