ホルモンバランスを崩して体調を崩しやすい更年期・・・
更年期うつに悩むかたもたくさんいます。
優しい月の光はデリケートな女性の味方です。
たった3分間で効果のある月光浴を試してみませんか?
満月の夜におすすめのアロマオイルとCD写真集も合わせてご紹介いたします。
月の光とホルモンバランスの関係
「幸せ」ホルモンのセロトニンが不足するのが更年期のつらさの原因です。
月の光は、その「幸せ」ホルモンを増やすのです。
まず、更年期とセロトニン不足について詳しくお話しましょう。
セロトニン不足と更年期
更年期にさしかかり、卵巣機能が衰えると、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が低下し、内分泌系の働きは乱れます。
すると同時に自律神経系の働きも乱れてしまいます。
脳の視床下部が内分泌系も自律神経系もコントロールしているので、ホルモンバランスの乱れと自律神経系の乱れは同時に起きてしまうのです。
自律神経系が乱れると、セロトニン神経系の働きも乱れて脳内でセロトニン不足が起こりやすくなります。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、自律神経のバランスを整える脳内ホルモンです。
脳内にセロトニンが増えれば、幸福感や癒しの感覚が増し、イライラと興奮しがちな神経は落ち着き、心拍数は下がってゆったりとした気分になります。
反対にセロトニンが不足すると、うつ症状の無気力・抑うつ症状が現れてしまいます。
セロトニン不足はメラトニン不足も引き起こして、メラトニンの催眠効果は低下し、不眠症状に苦しむことになります。
更年期だけでなく、産褥期(出産直後)や月経前も、エストロゲンの分泌が減ってホルモンバランスが崩れ、自律神経系も乱れてセロトニン不足が起きやすいのです。
エストロゲンの分泌低下というホルモンバランスの乱れからくる女性特有の不調には、セロトニン不足という共通の原因があるのです。
ところが、月の光はそのセロトニンを分泌させる効果があるのです。
月の光はセロトニンを分泌させる!
太陽の光はセロトニンを分泌させますが、月の光もセロトニンを分泌させます。
日本人は白人よりもセロトニンを分泌させるのが苦手な遺伝子を持っているそうで、心配性が多い民族です。
日本人女性にはセロトニンを増やしてあげたいですね。
日光浴ももちろんですが、月光浴もおすすめです。
月光浴でセロトニンが分泌されると、血行促進や代謝アップにつながります。
血行促進で生理痛は緩和され、かさついたお肌はうるおい、代謝アップはダイエット効果をもたらすのです。
クレオパトラは美しさをキープために入浴後に香油を体に塗って月光浴したそうで、月の光が肌にオイルを浸透させて、細胞を活性化するとのことです。
満月の夜に月光浴
ロマンティックな月光浴、意外と簡単、手軽にできますよ!
3分でいいのです!
月光浴の方法は?
月光浴でいちばん効果的なのが、満月をはさんだ2~3日間 で、やはり満月は最もエネルギーが満ちているのですね。
時間帯は夜半から午前0時まで。
窓越しの光でもOK なので、冬は暖かいお部屋で窓のカーテンを開けて、窓越しの月の光を浴びます。
満月が雲で隠れてもそのパワーは届きます。
ですから、曇りの日でもOKなのです。
月の引力に注意!
月光浴はたった3分間で効果があると言われます。
月の光は心の内面を静めますが、月の引力に敏感なかたは注意が必要です。
満月の日は月の引力がいちばん大きくなります。
月の引力の影響に敏感なかたは体調を崩しやすくなります。
更年期で体調を崩しがちで弱っているときは、月の引力の影響を強く感じることもあります。
満月の日には、人の体内の水分である血液などが、月の引力で引っ張られ、神経が活性化して感情が高ぶり、イライラして攻撃的になることがあるのです。
月の光はセロトニンを増やしてリラクゼーションになりますが、月の引力 は神経の高ぶり・イライラを引き起こすことがあり、満月のときはホルモンバランスの乱れ、寝つきの悪さなど不調を感じる女性もいます。
満月・新月は月の引力が強いので、体が活性化しやすくなり、排卵・出産も増えるのです。
敏感な方は、月光浴3分と言わず、1分から試してみましょう。
月光浴とアロマテラピー
満月の夜には、アロマテラピーの芳香浴とハンドマッサージが、ロマンティックでお勧めです。
アロマテラピー芳香浴にお勧めの精油
うつを和らげるレモングラスの精油の香りについて以前お話しました。
更年期のエストロゲンの分泌低下の時期におすすめできる精油がレモングラスの他にもあります。
これらの精油で満月の夜に月光浴とともに芳香浴もするとさらに癒されます。
ティッシュに1滴垂らしてお部屋に置くだけで芳香浴ができます。
クラリセージという精油には、エストロゲンによく似たスクラレオールという成分が含まれているので、ホルモンバランスを整えてくれます。
その香りは不安や緊張を和らげ、イライラを鎮め、心の落ち着きと自信を取り戻してくれます。
他にも、ホルモンバランスを整える精油として更年期におすすめの精油は、ローズ、ゼラニウム、イランイラン、ジャスミンです。
とくにローズの香りは、更年期に女らしさが色あせていく喪失感を回復させ、自分の内にある女らしさの再発見を促して自己肯定感を増し加えてくれます。
ローズの精油は高価なので、もっと入手しやすいものといえば、ローズの花びらを乾燥させたものが便利です。
ローズのハーブティーや乾燥ローズを紅茶にブレンドしても、女性性の回復に助けになります。
ゼラニウムはローズより安価で、ローズのような香りがします。
ホルモンバランスを整える精油として有名です。
イランイランは地元フィリピンでは「花の中の花」と呼ばれています。
官能的で重く甘美な香りはネガティブな思いを解き放ちます。
ジャスミンの香りは愛情表現をすることを助けてくれます。
アロマトリートメントハンドマッサージの方法
アロマトリートメントは全身をマッサージするので、ちょっと手間がかかりますが、ハンドマッサージなど体の一部だけなら手軽で身構えずに自分でもできます。
精油は、ホホバオイルなどのキャリアオイルで必ず1%以下に希釈してマッサージオイルとして塗布します。
精油は必ず天然100%のものを使います。
合成のものはお肌には使えません。
この記事の前半で、クレオパトラが月光浴に香油を使ったお話をしましたが、香油≠精油 です。
精油抽出の技術が確立されたのは、クレオパトラよりも千年もあとのことで、クレオパトラが使った香油とは、高価なバラやジャスミンの花を大量に植物油に漬け込んで作る浸出油でした。
現在でも、バラやジャスミンの精油を抽出するには、大量のお花が必要なので、バラやジャスミンの精油はどうしても高価になります。
精油の瓶には、1滴が0.05mlになるドロッパーが装着されています。
キャリアオイル10mlに対して、精油2滴で、濃度1%のトリートメント用マッサージオイルができます。
希釈したマッサージオイルは、必ず事前にパッチテストを行います。
二の腕の内側に少量塗って、24~48時間放置して、痒みや赤みなどの異常が出ないことを確認してからトリートメントに使用します。
優しく優しく、手全体とひじから下をマッサージしましょう。
マッサージオイルはたっぷり塗布しますが、大部分は肌に浸透してしまいます。
ただし、痒み赤みが出たら、すぐに水で洗い流します。
小さなお子さまが誤飲しないように、保管場所に気を付けてください。
小鳥や猫にはアロマも芳香剤、消臭剤、香水も危険ですので、ご注意ください。
満月の夜にお勧め写真集と月光浴音楽
石川賢治さんの「月光浴」という写真集をご存知でしょうか?
月明かりのみで撮影された作品の数々が、美しすぎるのです!!!
石川賢治「月光浴」と月のヒーリング音楽
1985年から本格的に月光写真を撮り続けている石川賢治さん。
写真史始まって以来150年間は、月光のみで写真を写すことは不可能と言われていましたが、その常識を覆して、月明かりのみでフラッシュを使わずに撮影しています。
写真集「月光浴」は、表紙を見るだけでその魅力に引き込まれてしまいます。
月の光だけに照らされた神秘的な自然の景色、幻想的な世界は、日頃忘れていた深い静けさの中に私たちを誘います。
またこちらの月のヒーリング音楽はとてもリラックスできてよく眠れます。
ゆったりとロマンティックな満月の夜をお過ごしください(^^♪
更年期うつには月光浴!満月の夜におすすめアロマテラピーやCDと月の写真集まとめ
満月の夜に限らず、いつでも月光浴の写真集やCDとアロマテラピーを組み合わせて、視覚・聴覚・嗅覚・触覚とあらゆる手段で更年期の不調を整えることができます。
更年期でバランスを崩しがちなつらい時期は、優しい月の光に包まれて穏やかに癒されましょう。
月と女性のつながりと関係についてはこちらからどうぞ。
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