治らないマミーブレインの原因とは?症状いつまで?改善方法についても!

治らないマミーブレインの原因とは?症状いつまで?改善方法についても!のイメージ画像 育児

 

「マミーブレイン」とは、よく言われる「産後ボケ」のことです。産後、頭がボーっとして物忘れもひどくなり、記憶力、集中力、判断力が落ちたと感じている「ママの脳、女脳(Mommy Brain)」のことです。

実はこれは、すごくよくあることで、医学的用語でもないし、病気でもありません。老化現象でもありません。

わたしは産後、字を書くのもつらくなり、集中力が持続しなくなりました。一時的なもので、時間とともに回復するとは言え、自信喪失してしまいますよね。

今回は、

  • 治らないマミーブレインの原因とは?
  • 症状いつまで?改善方法についても!

についてお話します。

産後、脳がどのような状態なのかを知ることで、このまま治らないのかしら?という不安を払拭しましょう!

この記事を読むことで、マミーブレインの理解を深め、自分自身や家族がどのようにサポートすればよいかを学ぶことができます。

あなたの新しい母親としての旅をサポートするための情報が詰まっています。

[quads id=2]

 

治らないマミーブレインの原因とは?

「マミーブレイン」は産後の女性が経験する一時的な脳の変化ですが、まだはっきりとした因果関係は認められていないものの、次のようなことにより精神的にも身体的にもさまざまな負担が加わってしまうことが原因ではないかと言われています。

  • 脳の萎縮
  • ホルモンバランスの変化
  • 赤ちゃんのお世話による睡眠不足
  • 出産の身体的ダメージも含めた大きな疲労

 

脳が萎縮したあとパワーアップして元に戻る

妊娠期間に妊婦さんの脳は約4〜8%も萎縮します。これも産後の「マミーブレイン」の原因のひとつではないかと言われています。

「マミーブレイン」の萎縮した脳では、記憶や集中力に関わる海馬という部位の活動が低下しています。しかし、前頭前野という部分は活性化しています。

前頭前野が活性化すると、愛情を感じやすくなり、共感能力が高まります。

赤ちゃんへの反応が素早くなり、「子育てモード全開の脳」になっているんだね!
こぐまちゃん
こぐまちゃん
みわんこさん
みわんこさん
自己管理能力、抑制力も向上していますよ!

萎縮した脳は、多くは産後6ヶ月ほどで元の大きさに戻ります

赤ちゃんという新しい命を育てながら新しい愛情関係を築き上げ、赤ちゃんのために多くの突発的な出来事にも対処して自然に訓練されていくママは、萎縮した脳にたくさんの新しい愛の刺激を与えながら、脳を元の大きさに戻していくのです。

すると、ママの脳は以前よりパワーアップされて、家事育児同時進行のマルチタスク可能な脳へと発達を遂げます。

「母は強し」とは、このパワーアップした脳の現れでしょう!

「マミーブレイン」のときは、赤ちゃんを育てるために記憶力、集中力、判断力よりも、共感能力のほうが優先されているのですね。

ホルモンバランスの変化と睡眠不足

「マミーブレイン」の原因として、妊娠出産に伴うホルモンバランスの大きな変化が考えられます。

妊娠中に多く分泌されていたエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)は、出産を終えると急激に減少し、ほぼゼロの状態になります。ホルモンの増減は自らコントロールすることはできません。

こうしたホルモンの変化は、産後の抜け毛や肌荒れ、めまい、情緒不安定などを引き起こします。

不安感が強くなったり、涙もろくなったりすることもあります。

さらに、赤ちゃんの夜泣きや授乳で、長い間、ひどい睡眠不足のまま育児に奮闘しますね。

みわんこさん
みわんこさん
ホルモンバランスの嵐と睡眠不足の渦中では、記憶力、集中力、判断力も擦り切れてしまいます。

出産の身体的ダメージも含めた大きな疲労

出産後の身体は、全治2か月場合によっては全治8か月の重傷を負っている状態なのだそうです。

新渡戸文化短期大学生活学科児童生活専攻の元准教授榊原久子先生によると、産後の母親の体内は、赤ちゃんに栄養を送る胎盤が剝がれ、大けがをしている状態で、二の腕の皮膚が剝がれて血がダラダラしているような状態ということです。

体の中の、直接目に見えない子宮は、想像を絶するダメージを負っていて、心にも深く負担をかけます。

そのような中で疲労が蓄積され、「マミーブレイン」が引き起こされます。

みわんこさん
みわんこさん
精神的にも身体的にもさまざまな負担が加わってしまうことが、「マミーブレイン」を引き起こす原因なのですね。

[quads id=2]

 

マミーブレイン症状いつまで続く?

「マミーブレイン」は一時的なものなので、時間が経つと自然に改善します。

「マミーブレイン」の症状は、萎縮した脳が、産後、元の大きさに戻るころには軽快していきますのでご安心くださいね。

「マミーブレイン」2年以上続くときは要注意

萎縮した脳の多くは、産後6ヶ月ほどで元の大きさに戻りますが、脳の研究では回復に2年かかったケースも報告されているので、個人差があります。

出産後2年間は、脳は変化を続けると考えられていますが、6ヶ月ほどでボーっとすることは減り、4割のママは1年未満で回復すると言われています。

もしも、「マミーブレイン」が2年以上続く場合は、産後うつなどの病気が隠れている可能性があるため注意が必要です。

もし心配な症状があれば、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

「マミーブレイン」が続いている間は、車の運転も自転車も、十分気を付けて注意しましょう。

イモトさんの「マミーブレイン」体験

イモトアヤコさんは、第一子を出産したあと、忘れっぽくなって頭が回らなくなったと言います。

  • スマホを誤って可燃ごみの中に入れてしまった。
  • ネット通販で買い物をしたら個数を間違えた。

オムツやミルクなどの消耗品ならまだしも、加湿器をひとつ購入したつもりがなんと4つ購入してしまったとか・・・

「マミーブレイン」はまさに”産後あるある”ですね。

他にもネットでの声では、豆腐10丁、ケチャップ7本、鶏がらスープの素詰め替え3袋、卵35個を買ってしまった、など、数の間違いはよく起きていることのようです。

みわんこさん
みわんこさん
「マミーブレイン」のときは、買い物をするときの「個数」には十分注意しましょう!
そうだね、数字に弱くなっていると意識して気を付けるだけで、ずいぶんミスが減るよね。
こぐまちゃん
こぐまちゃん

[quads id=2]

 

マミーブレイン改善方法

頭が回らなくなってミスが増える「マミーブレイン」ですが、改善策をいくつかお話します。

睡眠を確保する

「マミーブレイン」を改善するには、まず「睡眠を確保すること」です!

赤ちゃんが眠ったら、ママもひと眠りしましょう。夜間も授乳のため、産後は何か月も睡眠不足になります。

私も産後、ママ友との話題は「あとどのくらいしたらぐっすり眠れるようになるかな」という話が一番多かったです。

産後、長期にわたる睡眠不足を、ママ友とメールで必死に励まし合って乗り越えていました。

みわんこさん
みわんこさん
赤ちゃんが眠った間に家事をしてしまおうなどと頑張りすぎるのは絶対にやめましょう!

自分一人でがんばらない

「マミーブレイン」の状態だとまわりの人に伝えて、必要な助けを得ましょう。

何もかもひとりで抱え込まないように、がんばりすぎないようにしてくださいね。

家事代行サービスベビーシッターを利用して心身を休めるのもひとつの手段です。

睡眠確保のために家事や赤ちゃんのお世話をプロに助けてもらうのは、贅沢なことではありません。

「マミーブレイン」は、十分な休息を取ることやリラックスすることで改善されますので、家族や友人、または専門家のサポートを積極的に受けましょう。

脳の活性化のために指先を使う

指先を使うと脳が活性化します。「塗り絵」を楽しむのもよいですね。

私は産後、字を書くのがつらいほど集中力が落ちましたが、毎日数行は「育児日記」を書きました。

SNSへの書き込みでの入力作業も指先を使うので、脳を活性化する刺激になっていますよ(^^♪

[quads id=2]

 

脳を助けるものを食べる

脳を助けるフルーツを食べるのも助けになります。

  • イチゴ・・・アントシアニンが脳の血流を血流を改善して集中力を高めます。
  • バナナ・・・ビタミンB6が豊富で脳内セロトニンを生成して気分を安定させます。
  • ブルーベリー・・・豊富なフラボノイドが脳細胞を保護して認知機能を改善します。
  • キウイ・・・豊富なビタミンCが、ストレスによる脳細胞のダメージを軽減します。
  • りんご・・・脳内の神経伝達物質アセチルコリンの生成を促進し、記憶力や学習能力を高めます。

 

ほどほどにチョコレートを食べると、カカオに含まれるフラボノイドと呼ばれる抗酸化物質の一種が、学習力と記憶力を高めるといわれています。

チョコレートには、フェニルエチルアミンという物質が含まれていて、少量のチョコを食べたときは気分をしあわせに高揚させます。

↓チョコレートについてはこちらで詳しく説明しています↓

<<授乳中のチョコレート!カフェイン摂取量や湿疹など影響は?やめられないときの対策についても!

<<妊娠中にチョコレートを食べると赤ちゃんがよく笑う?食べ過ぎ注意!適度な量とおすすめチョコ!

みわんこさん
みわんこさん
チョコレートは、ほどほどに少量食べるというのがコツです。
くれぐれも食べ過ぎないようにしましょうね(^^♪

チョコレートをどうしてもたくさん食べ過ぎてしまう場合は、産後うつになっていることがあります。

産後うつが治ると、チョコレートをたくさん食べたい欲求が収まったというケースもあるので、チョコレートはメンタルのバロメーターになりますね。

マミーブレインは男性にも起こる

「マミーブレイン」は、育児を手伝う男性でも起こり得ると、カナダのレンヌ大学のジョディ・ポーラスキ教授が述べています。

赤ちゃんが父親の脳も変えるので、赤ちゃんにより深い思いやりを持てるように、親になることを学ぶように、父脳の脳も適応します。

父親の脳が変化すると、記憶力や集中力が低下してボーっとし、これは「ペアレントブレイン」と呼ばれます。

参照元:-Mommy Brain – Madame Jodi PAWLUSKI – Google Livres

みわんこさん
みわんこさん
産後すぐは、夫婦ともに記憶力、集中力が低下するので、無理をしないでいたわり合い、夫婦ともにカバーし合って、家族愛を深めましょう。

[quads id=2]

 

治らないマミーブレインの原因とは?症状いつまで?改善方法についても!まとめ

今回は、

  • 治らないマミーブレインの原因とは?
  • 症状いつまで?改善方法についても!

についてお話しました。

「マミーブレイン」は病気ではなく、産後のママにはよくあることだとわかりました。

ママだけでなく、パパも「ペアレントブレイン」になるとは意外でしたね!

赤ちゃんが親の脳を変えて親を愛情深く成長させるというのは、なんとドラマティックな命の働きでしょう!!!

「マミーブレイン」「ダディーブレイン」は、家族愛がバージョンアップしていく過程に含まれる現象に過ぎないのです。

何も不安に思うことはありません。ゆったりとした気持ちでこの時期を大切に過ごしていきましょう!

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました