高齢出産の産院選びのポイントは?総合病院を選んだ体験談

出産

高齢出産だと産院選びもどんな病院がいいか迷いますね。

個人病院がいいか、大きな総合病院がいいか・・・

いろいろな産院がありますが、高齢出産の場合はどんなポイントに注目して

選んだらいいでしょうか。

 

高齢出産産院選び体験談

42歳の高齢出産だったので・・・

近所にはいくつか産婦人科医院があったのですが、

一番大きな病院が心強かったので、

病床数556床、診療科目28診療科の総合病院にしました。

ネットで病院の紹介をあらかじめ見て調べていきました。

近所なので、妊婦健診に通いやすいというのも安心でした。

42歳で初産でしたが、経産婦並みのスピード出産で陣痛促進剤も使わずに

すんなりと自然分娩で産むことができました。

大きな総合病院を選んでよかった!

私の担当のお医者さんは、40歳以上の高齢出産の場合は、

切迫早産ということでほぼ必ず産前に入院させることにしていると、あとでわかったのですが、

私も出産2ヶ月前から急に「入院しなさい」と言われて

おなかの張り止めの24時間点滴を2ヶ月間、出産2週間ほど前まで受けました。

入院前、保健所の母親教室で知り合った妊婦さんは、

私が通う総合病院のすぐ近くの個人の産婦人科医院に通院していましたが、

切迫早産と診断されても入院ではなく、おなかの張り止めの薬をのんで、

自宅で安静にしているだけだったとか・・・入院できるベッド数が少ないのです。

私の通った総合病院は産婦人科のベッド数もたくさんあって、

少しでも様子があぶない妊婦さんは積極的に入院させてくれました。

 

最初から切迫早産は想像してなかったのですが、高齢出産はリスクが多いのですね。

入院に対応できるベッド数のある大きな総合病院に決めてよかったと思いました。

 

NICUのある病院がいちばんいいと言われたけど・・・

NICU新生児特定集中治療室のある病院が遠かった!

高リスクの高齢出産は、出産時に何が起きるかわかりません。

私は担当のお医者さんに、私はどんな危険が想定されるのですかと

何回か聞いたのですが、産んでみないとわからないと言われました。

先生がはぐらかしているわけではなく、

ほんとうに、産んでみないとどんなことが起こるかわからないのが真実だったのです。

産院選びのときに、知り合いのかたが「NICUのある病院が

いちばんいいよ」とアドバイスしてくれたのですが、

NICUのある大きな病院は自宅からかなり遠く、妊婦健診に通うには

負担が大きすぎました。

NICUはなかったけど・・・

私が選んだ総合病院も、生まれたばかりの赤ちゃんに何か緊急のことがあったら、

NICUのある病院に送ってくれると聞きました。

切迫早産入院中も、担当のお医者さんは、

生まれてくる赤ちゃんが2,000gを超えていれば必ず助けると言って

入院中の妊婦さんを励ましてくれました。

私たち妊婦もおなかの赤ちゃんが2,000gを超えるまでは

おなかから出てこないで!と必死に願って、24時間点滴に耐えました。

 

NICUとは?

NICUは、新生児(生まれたばかりの赤ちゃん)が医療の助けが必要なときに

治療のために入る、新生児に特化したICU(集中治療室)で、

Neonatal   Intensive   Care   Unit  :   新生児特定集中治療室といいます。

ICU以上に細菌感染防止など厳重に管理されています。

赤ちゃんは一人ずつ保育器の中で酸素や栄養をもらいつつ治療を受けるのです。

高齢出産は増えていますが、現在も新生児医療を必要とする赤ちゃんの数に対して

NICUの病床数は十分ではありません。

 

NICUは超低出生体重児(1,000g未満)を含むすべての病的新生児が対象です。

NICUでの治療は保険の適応となっています。

本人負担は2割ですが、未熟児養育医療制度などを利用して

給付を受けることができるので、各自治体か病院に相談しましょう。

 

母乳育児を詳しく教えてくれる病院がGood!

育児日記もミルクとの混合もしっかり理解して退院できました

 

私が選んだ総合病院のよかった点は、いくつもありますが、その中でも

助産師さんが出産直後から母乳育児の方法を詳しく教えてくださったことがほんとうによかったです。

出産前も助産外来でいろいろ教えていただいていましたが、

出産後のお産入院中に、育児日記の記入方法から

母乳とミルクの混合の方法まで、詳しく教えてもらいながら

退院までに母乳育児をひととおり理解しました。

授乳の記録などをする育児日記の書き方はしっかりとマスターして退院できました。

のちに離乳食になったときも続けて記入していました。

赤ちゃんの健康管理には、ママの観察力が大きな支えになります。

 

退院日後には母乳外来で助産師さんと、赤ちゃんの様子と母乳の相談もできたので、心強かったです。

 

母乳育児の指導が徹底していない産婦人科医院もあるそうです・・・

あとで知ったのですが、産婦人科医院によっては

母乳育児の指導があまり徹底していない病院があり、

退院後どのように育児日記を書いたらいいか、

どのくらいの間隔で授乳すればいいか、

ミルクと母乳のあげかたの違いなど、

退院後、どうしたらいいかわからなくなって困ったという声もあります。

 

ミルクとの混合から完全母乳になりました!

最初は母乳とミルクの混合でした。

母乳はほしがったら何回あげてもいいこと、

泣いたらすぐあげることで、はじめは出ない母乳もだんだんと

出るようになるとのこと、

授乳は必ず時間おきに、赤ちゃんが眠っていたらおむつ交換して起こして授乳すること、

このとき必ず母乳を先にあげて泣き止まなかったらミルクを足すことなど、

ミルクをあげる量まで指導が徹底していたので、退院後うろたえることなく助かりました。

結局、娘はミルクを飲む量が減っていき、生後4か月には完全母乳になってしまいました。

入院中に病院が貸してくれた乳頭保護器

出産後のお産入院中は、母乳の出が順調だったわけではありません。

母乳が出始める前にひどい乳腺炎にもなりました。

赤ちゃんが吸うだけで飛び上がるほど痛くなって途方に暮れたのですが、

助産師さんがいくつかの乳頭保護器(乳頭カバー)を貸してくれました。

どのサイズが合うかどうか、いろいろ試してみてね、と

まず4つほど出して並べてくれました。

その中からサイズなどいちばん使いやすいものを選んで

同じものを病院の売店で買って3ヶ月使いました。

乳頭保護器がなかったら母乳育児が痛くてとても続けられませんでした。

ほんとうに助けていただきました。

現在、日本の病院採用率№1なのは、メデラの乳頭保護器です。

乳頭保護器 メデラ ニップルシールド S/M/L 2枚入り 日本正規品 乳頭保護 乳首保護 medela

 

ピジョンの乳頭保護器もよく使われています。私はピジョンのものを使いました。

私が使った時代よりも今はもっと改良されて、形も素材もよりフィットして使いやすそうです。

乳頭保護器 ピジョン 授乳用ソフト 2個入り Mサイズ Lサイズ授乳 乳首保護 Pigeon 保護カバー 扁平 陥没 小さい乳首 シリコーンゴム

 

お産入院のときのおいしい食事とアロママッサージ

この病院のお産入院中のお食事がおいしいことは

口コミでもよく言われていたことで、ほんとうにおいしかったです。

 

また、産後の疲れているときに助産師さんに足のアロママッサージをしていただいて、

とても癒されました。

マッサージオイルにはジュニパーがブレンドされているとのことでした。

ジュニパーはよぶんな水分を排出して、むくみを解消したり、代謝をさかんにさせる精油です。

私の足は産後ものすごくむくんでしまって、

ゾウの足のように太くなってしまっていたので、

ジュニパーを使ったマッサージはとても気持ちよかったです。

大きな総合病院の設備がよかった!

私は出産時の会陰の裂傷がひどかったので、

産後トイレまで歩くのも痛くてひと苦労でした。

総合病院の建物が新しく、それぞれの病室に広くきれいなトイレがついていたので

トイレまでの距離が近くてとても助かりました。

切迫早産入院中も点滴台を引きずりながらトイレに行くので、

すごくトイレが近くなっていた私はそのときも病室内に広いトイレがあることが

ものすごく助かりました。

もし、古い建物の病院で病室からトイレが遠かったら

すごく苦労していたと思います。

 

1ヵ月健診は同じ病院の小児科でした

小児科併設が心強い

診療科目が多い大きな病院だと、小児科もあります。

娘の生後1か月の1か月健診は、まずママが産婦人科で診察を受けて

ママの体調の確認をして、そのあと小児科に行って赤ちゃんを診ていただきました。

 

赤ちゃんが生まれてから体調を崩して小児科に入院するときも、

生まれた病院ということで、ママは気分的に心強いです。

産前はママが切迫早産入院して、産後は赤ちゃんの高熱で

母子でまた入院しているというママとお話したことがあります。

切迫早産のときからずっとこの病院にお世話になっているわ~とお話してくれました。

 

いいことばかりではなかったけど・・・

ちょっと困った助産師さんがいました・・・

産前に2ヶ月間も切迫早産入院していましたが、

たくさんいるうちのひとりの助産師さんが、ちょっと困ったかたで、

入院中の妊婦さんたちが何人も困ってがまんしていました。

ご自分のお仕事のペースを第一にする助産師さんで、

おなかの張り止めの筋肉注射を打ったあと、十分にもむ暇も与えずに次の検査へと追い立てるので、

注射のあとがずっとジンジン痛んだり、

点滴台を引きずっているのにかなり早足で移動を急がせたり、

注射の打ち方が乱暴だったり、

入院中の妊婦さんたちから「こわいな」と言われている助産師さんがいたのです。

 

 

助産師さんより生まれてくる赤ちゃんの力のほうが強い!!

いざ産むとき、あの助産師さんに当たりたくないなと心配で、

4人目の子を産む入院仲間の妊婦さんに愚痴をこぼしたのですが、

彼女が次のようにきっぱりと言いました。

「助産師さんより、生まれてくる赤ちゃんの力のほうが強いから大丈夫よ!」

結局、産むときはその助産師さんには当たらず、

いちばん相性のよかった助産師さんがとりあげてくれました。

まるで生まれてくる娘が、おなかの中から助産師さんの仕事のローテーションを心得ていたかのようで

びっくりしました!

 

赤ちゃんのためにも我慢しすぎないで・・・!

お産入院中も、何かどうしてもいやなことがあったら、

ご家族の人がナースセンターに相談に行ったほうがいいと思いますよ。

相談というか、苦情のようなことも出てくるかもしれません。

必ずわかってくれる病院スタッフがいますから、

困ったときは赤ちゃんのためにも我慢しないでいきましょう。

困った助産師さんだけでなく、印象に残るりっぱな助産師さんもたくさんいました。

理解してくれる看護師さん助産師さんは必ずいます。

お医者さんにはとても恵まれていました。担当の先生とのおしゃべりは楽しくておもしろかったです。

最初は助産院での出産とか、水中出産など

なるべく自然な形の出産に憧れたのですが、高齢出産は高リスクですから、

緊急なこともあり得るので、安全第一で大きな総合病院を選びました。

高齢出産は、安心安全な産院を選んで出産の最高の思い出を作りましょう!

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