今日5月26日、土曜日は娘の小学校の運動会でした。
去年までは9月最後の土曜日でしたが、
今年から夏休み前のこの時期に変更になりました。
9月は熱中症が心配
去年、9月末の運動会が終わったあと、保護者アンケートがあり、開催された運動会についての感想・意見が集められました。
2学期開始9月の一か月間の練習も含めて運動会当日まで、学校も親も心配したのは熱中症でした。
練習のために水筒1本で心配ならスポーツドリンクも持参OKになりましたので、
多くの子がアクエリアスのパックに入って凍らせるタイプのものをハンドタオルに包んで、百円ショップで売っている保冷バッグに入れて持っていきました。アクエリアスは(公財)日本学校保健会推薦になっています。
日本学校保健会は、学校保健の向上発展を目的として設立された団体です。子どもたちの健康に関する調査・研究、それによって得た情報の提供、新たな問題への対策など、学校保健に関する様々な活動を行っています。
日本学校保健会HPより
小学校の体育館横に「熱中症注意!!」の大きな貼り紙がずっと貼られている中、子供たちは連日がんばって練習しました。
こうして学校側も親も熱中症対策をしましたが、うちの娘は唇がカラカラに乾燥して真っ赤になり、運動会前日には痛がってかわいそうでした。
こうした熱中症への心配の意見がアンケートには多くみられたようで、それから間もなく、来年の運動会から5月にしますと学校からプリントが配布されました。
今年、運動会5月開催ということで、ゴールデンウイーク前の4月下旬から運動会の練習が行われました。
去年の9月に比べてずっと楽でした。
水筒は800ml入りもの一本で足りたので、アクエリアスはとうとう持っていきませんでした。
私は持たせようとしたのですが、娘がいらないよと言いました。
去年は絶対持って行くと言いましたが。
運動会当日も9月にやった去年より風が涼しく、木陰にいれば去年より涼しかったです。9月より5月の今年のほうが「蚊」も少なかったです。
お隣の学区の小学校も5月、先週の土曜日に運動会が行われました。
猛暑・熱中症の増加とともに、運動会5月開催も増えているようです。
親の参加種目はなし
高齢育児の我が家としては楽でありがたいことですが、
運動会に親が参加する競技はなく、去年の運動会後のアンケートではそれが物足りないという親の意見が多くあったようです。
しかし、学校側としては、小学校の運動会は子供主体なので、今後も親が参加する種目、綱引きやリレーなどは考えていないとのことでした。
ちなみに幼稚園の運動会は10月で、保護者対抗綱引き、大縄跳び、あとは親子で玉入れ、肩車して帽子取り合いなどがありました。うちは私がひざを痛めていたので、パパが毎年よその若いパパに混ざって奮闘してくれました。
小学校では親は見ているだけでいいので楽です。
そのかわり、運動会前日にほかの用事で担任の先生から電話をいただいたとき、
担任の先生がいろいろな係で走り回ることが多くて、クラスの子供たちの様子を細かく見れないと思うので、
ときどき子供たちの観覧席で水分補給を促したり、様子を見てほしいのですがとお願いされたので、
なるべく子供たちのそばにいてあげました。子供たちのお世話でいっしょにいることが多かったので、
親もいっしょに参加している楽しさは十分味わえました。
子供たちはお弁当は教室で食べます
昔は運動会と言えば家族全員でお弁当やお菓子を食べました。私の時代は小学校の運動会というと祖母と母が朝早くから太巻き寿司をたくさん作り、重箱に詰めてもっていったものです。
そして秋でしたから、まだ緑色のみかんを必ず持っていきました。運動会と言えば青いみかんの香りが思い出されます。
ポテトチップスやサッポロポテトなどスナック菓子を持ってきている家族も多かったです。
でも、今どきの小学校運動会は、子供たちは親とは別に教室でお弁当を食べます。
土曜日なので給食はないので、家からお弁当を持っていきます。
そして、5月はみかんの季節ではないのですが、
店頭に柑橘類のマンダリンが売られているのを見つけまして、これを持たせました。
親は校庭か体育館で子供たちとは別にお弁当を食べます。
今年は簡単に、酢飯でごまを混ぜたおにぎりと塩味の粉ふきいもと、ウインナーを濃いめにソースで味付けしたものとプチトマトを準備しました。
子供はいつも通り分団の集団登校で、学校から遠い我が家の分団は7時半には家を出るので、
そうのんびりお弁当作りに時間をかけられません。
運動会に家族でお弁当というのがなくなった理由としては、親が仕事でどうしても来れないとか、
あとは運動会のお弁当の時間にお酒を飲む親がいるということもあるそうで、問題になったそうです。
お弁当タイムというより宴会になってしまうことがあったのですね。
今どきの運動会、昔と違うあれこれ
昔と違う点と言えば、ひとつは、見に来る親が国際化していることです。
これはもちろん生徒に外国人が増えたということなのですが、
外国人ファミリーは運動会に家族だけでなく一族でやってくるので、
外国人ファミリーグループが校庭のあちこちにいて、雰囲気ものんびりしていて楽しいのです。
そして、昔は各家族がゴザを敷いて座っていましたが、今どきの運動会ではバーベキューなどに使う折り畳み式のいすを持ってきている人がとても多いです。小型テントを張っている人もいました。
また、車で来ることは近隣住民に迷惑なので禁止されていて、学校から前もって注意があったにもかかわらず、今日、運動会当日は学校の横に車が長蛇の列になってしまい、運動会の最中に近隣から苦情がきて教頭先生から注意がありました。これも昔は見られませんでした。運動会にわざわざ車でくるということはなかったです。自転車にゴザなど固定して運びました。
車禁止なので、荷物を運ぶために自宅からアウトドアに使うキャリーワゴンをゴロゴロ引いていすなどを運ぶ人も何人かいました。校庭にキャリーワゴンが何台か置かれていました。
我が家はキャリーワゴンほど大きくはないけど、小さなキャリーカートで小さな折りたたみ椅子やお弁当を持っていきました。
今ももちろん自転車で荷物を運ぶ人もたくさんいます。
競技種目としては、組体操はピラミッドなど高さのあるものはやらなくなりました。
事故が多発していますからね・・・
騎馬戦のときも、先生たちが生徒たちの中に立ち、転倒に警戒していました。
紙吹雪がゴミになる鈴割りもなくなりました。玉入れはやりました。
それから、私の小学校時代は必ず最後のほうで選手による持久走(マラソン)があり、私も選手として走りましたが、
娘の小学校では持久走はありませんでした。
そして、赤組、白組だけでなく、赤組、白組、青組と三つに分かれていました。
昔の小学校は赤白だけでしたが。児童数が減ったのになぜでしょう・・・
昔の私の中学校では、生徒数も多かったのですが、東軍、西軍、南軍、北軍に分かれてやったものです。
それと、もうひとつ、娘の小学校の運動会に違和感を感じたのですが、校庭に万国旗の飾りつけをしないのです。
入場門、退場門もただの柱で、昔は紙のお花などで門を豪華に飾ったように記憶しています。
きっと後片付けなどし易く手間がかからないように配慮しているのでしょう。
早朝からのお弁当作りや熱中症の心配から、「時短運動会」といって午前中で終わる運動会というのも増えてきているそうです。
NHK、ワイドナショーで話題の時短運動会、今どきの運動会は午前中に終わる?!
昔と今、小学校の運動会にだいぶ違いがでてきましたが、
親はマナーを守って学校に協力し、子供たちが喜ぶ運動会にしていきたいものです。
運動会が近づくにつれて、毎日のように夜8時過ぎまで学校に残って準備しくださった先生がたに心から感謝いたします。
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