クリスマスに讃美歌に興味をもつと、他にも讃美歌を聞いてみたくなりますね。
そんなときにおすすめの讃美歌は、讃美歌39番「日暮れて四方は暗く」です。
今も昔も、教会で根強い人気を保っている讃美歌です。
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「日暮れて四方は暗く」英語ではAbide with Me
この讃美歌39番「日暮れて四方は暗く」に出会ったのは大学一年生19歳のときです。
なんとなく讃美歌のカセットテープを買ったのですが、ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団とオルガンの織りなす美しい調べに夢中になりました。
このカセットのCDは、現在も中古でわずかながら入手可能です。
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まさに天使の歌声、崇高な響きに癒されるでしょう・・・!
「日暮れて四方は暗く」のタイトルは、英語では「Abide with Me」となります。
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青春の思い出とともに・・・
わたしは、高校生のときに学校で配布されたギデオン協会の新約聖書を読み、イエスさまと出会いました。
イエス・キリストとの出会い
聖書によると、イエスさまは誠実の極みのおかたで、私のことを絶対に裏切らない救い主とのことでした。
「ほんとうの優しさ」とは、イエスさまのことだと直感した私は、すぐにイエスさまを信じました。
世界中の人が私を見捨てたとしても、イエスさまだけは私の味方になって、かばってくださると確信しました。
そして、高校を卒業し、洗礼を受けてしばらくしてから、このケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団の歌声に出会ったのでした。
讃美歌39番「日暮れて四方は暗く」
この讃美歌のテーマは、「イエスさま、いっしょにお泊まりください。」という、神様への信頼を表す信仰告白です。
文語体の歌詞で、「夕暮れ」という一日の終わりに「人生の終わりの時」をかけて、「ともにお泊まりください。」と繰り返されます。
このフレーズは「ルカによる福音書」24章29節がもとになっています。
大学生の頃、私はいつも「イエスさま、私の心の中にいつもいっしょにいてください。」と祈っていました。
「ルカによる福音書24章」によると、イエスさまが十字架上で亡くなった出来事のあと、夕暮れ時、落胆した二人の弟子が、しょんぼりと悲しみに暮れてエマオという村に向かって歩いていました。
そこへ復活されたイエス様が近づいてきていっしょに歩き始めます。
弟子たちの目は遮られていてイエスさまとは気づきません。
その二人といっしょに歩きながら、イエスさまは聖書全体を説き明かされました。
話を聞きながら弟子たちは立ち直って元気を取り戻してきます。
そして、イエスさまとは気づかないまま、「いっしょにお泊まりください。そろそろ夕刻になりますし、日もおおかた傾きましたから」といって無理に願ったので、イエスさまはいっしょに泊まってくださいました。
エマオの宿で3人で食卓につき、イエスさまがパンをとって祝福し、裂いて彼らに渡されると、彼らの目が開かれ、イエスさまとわかりました。
「いっしょにお泊まりください。」
私はイエスさまに出会ってから30年以上たちますが、毎日毎日、いつも、「いっしょにお泊まりください。」という気持ちで祈り、ひたすらイエスさまに頼って歩んできました。
教会礼拝の讃美歌ピアノ伴奏の奉仕を務めてから通算20年以上が過ぎましたが、讃美歌の4声の和音はシンプルに美しく、流行り廃りなく、普遍的な色彩を放って信仰生活を支えてくれます。
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脳裏に浮かぶ色彩の世界
「日暮れて四方は暗く」の讃美歌を弾くときは、いつも夕焼けのピーク、暗くなりきる直前のドラマチックなあかね色と藍色のグラデーションの色彩が、脳裏に貼り付いて映像として見えるのです。
決してまだ真っ暗になっていない夕焼け時、その日の最後の光のリボンが黄金色にきらめいています。
ミレーの晩鐘の絵とか、たそがれ時の並木道とか色彩の残る夕闇とか・・・
ピアノで和音を弾くときは、白い画用紙に筆で水彩絵の具を置いていくように鍵盤に触れるのです。
絵の具が濁らないように、ピアノの右ペダルも細かく丁寧に踏みます。
この讃美歌39番を歌いすすんでいくと、真っ暗な聖堂の天井近いところにステンドグラスの万華鏡のような窓が輝いている、そんな映像が見えてきます。
歌の最後は、真っ暗闇の中で大きな銀色の十字架が強烈な光を放って迫り来る・・・!
人生の失望絶望の真っ暗闇の中でも、神様の愛が降り注いでいます。
生きながらにして天国を垣間見ることがあるのです。
聖書の真理を思い起こします。
光はやみの中に輝いている、
やみはこれに打ち勝たなかった
(ヨハネによる福音書1章5節)
イエスさまの手は、いつでもあなたの前に差し出されています。
その手には十字架のときの釘の傷跡が残っています。
イエスさまがあなたのために命をかけてくださった証です。
孤独の中で、絶望の時に、神の愛はあなたに静かに寄り添っています。
あなたのために命をすてたかたがいます。
キリストの愛に気づいてみませんか?
神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、
世を愛された。それは御子を信じる者が、
ひとりとして滅びることなく、
永遠のいのちを持つためである。
(ヨハネの福音書3章16節)
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悲しみのときも、心配事や不安に苛まれるときも、イエス様の十字架の愛は確固たる希望を約束してくださいます。
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