夏休みのお手伝い、庭のスギナの草取りは自由研究にもなる?!

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子どもが自然に親しむ育児がしたいと常日頃から思っています。
我が家は小さな木造の一軒家で、庭も小さいですが、その気になれば自然と触れ合うことは十分可能です。
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夏休みのお手伝いは、いっしょに草取り
草が成長しない冬を除いて、学校が休みではない時期は、私が1週間に一度、毎週草取りをしています。
スギナやムラサキカタバミがどんどん生えてくるので、
この古い小さな家で生きていくには、草取りは必須なのです!
高齢育児ですし、私のひざ・腰は若いママに比べると劣ると思うので、娘に手伝ってもらわないといけない時期がくるのも早いかもしれないので、
生きていく術を娘にも教える一環として、草取りも真剣にコツを教えています。
(ただし、パパママが年をとって、娘が結婚や仕事で離れたところに暮らすようになって、草取りも植木剪定も夫婦で対処できなくなったら、業者に頼むしかないと思っています。)
娘はなんでもお母さんといっしょにやるのが大好きなので、庭掃除用のほうきも自分専用のがほしいと言い出し、
お手伝いが楽しくて仕方ないらしいです。ああ、なんていい子なんだろう・・・!スバラシイ!
まず道具の危険性から教えます
スギナはなるべく根っこを長く抜きたいので、除草鎌という小型の鎌を使って地中深めに刃先を入れて、一本一本引っこ抜きます。ムラサキカタバミも小さな球根から掘り起こしたいので、除草鎌の刃先で掘ります。
道具についてですが、台所育児で一歳から包丁を持たせるお話を以前聞いたことがありました。
『坂本廣子の台所育児 ~一歳から包丁を~』(農文協)
まず、道具の危険性をわかりやすく教えます。包丁ならどうしたら手が切れるか、よく教えます。
そうすれば小さい子でも器用に安全に包丁を扱えます。
我が家ではさすがに1歳からは気持ちのゆとりがなくて、包丁を教えなかったのですが、
幼稚園入園前には包丁で野菜を切ることを教えました。
坂本さんのお話によると、おもちゃの包丁しか持ったことにない子は道具の危険性がわかっていないから、かえって危ないそうです。
そういえば、子供の頃、父が鉄棒を教えてくれるとき、まず安全な握り方を何度も何度も教えてくれたのを覚えています。鉄棒を握るとき、親指は他の指から離して、しっかり握ること、と。そうしないと手が滑って頭から落ちるよ、と。鉄棒を始める前に毎回何度も教えられました。
ですから、除草鎌もどうしたら危ないか、手前に向かって振れば自分の足に刺さるし、滅茶苦茶に振り回せば近くの人を刺してしまうからこわいことなど、あとは持ったまま走らない、などしっかり教えます。
日頃から、「はさみとか、道具は便利だけど、ひとつ間違えるととても危険でこわいんだよ」、と言い聞かせています。幼稚園入園直前には、はさみの安全な使い方を一生懸命に教えました。
私が手芸をよくやるので、針とか巻き尺とかよく使っていますが、針が危ないのもちろんですが、巻き尺を巻き戻すときは、いい加減に扱うと跳ねて目に当たれば失明するし、硬いメジャーは手が切れるのでけっこう危険です。これらの危険な話もいつも語って聞かせています。
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スギナを刈り取ります
スギナはつくしの親ですね。そして、地下茎がものすごく長く張り巡らされています。
すぐにモサモサに茂ってくるので、みなさん苦労しています。
我が家は家の裏側の、上水道の管が埋まっているところに生えているので、除草剤はまきたくないのです。
スギナは頻繫に、なるべく根を長くつけて抜いていくと、新芽形成に力を取られて弱体化していくので、
うちは毎週刈り取っています。土から少し顔を出した新芽も地中の根っこから丁寧に刈り取ります。
毎日刈り取ってもっと弱体化させることに成功した話もあります。さすがに毎日は体がもたないので、週に一度刈り取ってますが、それでも弱体化の効果があります。
娘が生まれて何年かは手が回らずに放任してモサモサになっていたスギナですが、娘の登校中に毎週刈り取るようになってから、ずいぶんスギナは減りました。
夏休みの間は、娘といっしょに二人で除草鎌を使って刈り取ります。
娘にはスギナの地下茎について教え、除草鎌を使って根をなるべく長くつけて引っこ抜くことも教えます。
小学1年生の夏休みからいっしょに始めましたが、とても上手にできるようになりました。
1時間くらいでスギナの刈り取り完了です。
ムラサキカタバミも球根から掘り起こす!
ピンクの花がかわいい南アメリカ原産のムラサキカタバミは、花はかわいいけど手強い雑草で、「バクダン草」と呼ぶ人もいるくらいです。
繫殖力がものすごく強く、小さな球根から生えていて、掘り起こすときにこの球根がバラバラになると、そのバラバラになった球根全部からまた生えてきて、どんどん増えるのです!クラスター爆弾のようだと嘆く人もいるほどです!
近所のおばあちゃんも、これは球根からできていて増えるから、植木を弱らせて枯らせてしまうから駆除しなさいよ、と言っています。今までムラサキカタバミ駆除の話で、県外の知り合いのおばあちゃんとも盛り上がりました。このように、スギナの他にカタバミにもみなさん苦労しています。
娘にもムラサキカタバミは球根から掘り起こすことを教えています。球根から掘り起こしたムラサキカタバミをいっしょに観察しました。
夏休みの自由研究にもなる?!
スギナについては、岐阜大学教育学部附属中学校の生徒が、詳細な観察データを集めて自然科学観察コンクールで文部科学大臣賞を受賞しています。
『スギナの研究 つくしの生える条件』 という研究です。中学生はこう言っています。
「つくしのなぞは地中にある」と信じて3年間あちこち掘りまくり、観察した。
3年間も掘り続けるって、すごいですよね!その探求心、将来は植物学者でしょうか。もう感動して鳥肌が立ちます!
https://www.shizecon.net/award/detail.html?id=390
ここまで膨大な研究でなくとも、小学生の娘も夏休みの自由研究にスギナの成長と観察を取り上げてもいいのではないかと思いました。カタバミクラスター爆弾も自由研究の題材になると思います。
スギナはお茶にするとガン予防に効く?!
スギナに含まれるケイ素がガン予防やデトックス効果、腸内環境改善、髪・爪の質向上、動脈硬化予防、睡眠の質の向上、新陳代謝アップ、骨の強化、など数え切れないほどの効果があるそうです。
刈り取ったスギナを干して細かく刻んで、フライパンで少し煎るとスギナのお茶の出来上がり。
せっかく無農薬のスギナが刈り取れるのですから、今度作って見ようと思います。
家族みんなで庭の手入れをしてスギナのお茶を飲み、健康に楽しく暮らしていきたいものです。
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